「薬学部の学費が高い理由や学費の高い大学ランキング(前編)」では、国立大学の薬学部の学費についてご紹介いたしました。
後編では、私立大学でかかる 薬学部 の 学費 を ランキング 形式でご紹介いたします。
薬学部の学費が高い理由や学費の高い大学ランキング(後編)
ランキング形式でみる薬学部の学費(私立大学)
私立大学の薬学部は「4年制」と「6年制」の両方を設置している大学もありますが、ほとんどの場合は「6年制」の薬剤師養成のための薬学部です。
ここでは「6年制」対象の学費ランキングをご紹介します。
入学金と授業料を合わせた初年度にかかる大まかな費用です。
260万円
- 城西大学
240万円~250万円
- 日本大学・新潟薬科大学・立命館大学・星薬科大学
230万円~239万円
- 帝京大学・東京理科大学・慶応義塾大学・東京薬科大学・帝京平成大学・昭和薬科大学・愛知学院大学・北里大学・東邦大学・就実大学・明治薬科大学・岩手医科大学・九州保健福祉大学・近畿大学・徳島文理大学
220万円~229万円
- 広島国際大学・福山大学・摂南大学・同志社女子大学・兵庫医療大学・京都薬科大学・神戸学院大学・松山大学・青森大学・神戸薬科大学・東北医科薬科大学・いわき明星大学・高崎健康福祉大学・日本薬科大学
210万円~219万円
- 金城学院大学・北陸大学・大阪大谷大学・長崎国際大学・姫路獨協大学・千葉科学大学・武庫川女子大学・城西国際大学・名城大学
200万円~209万円
- 昭和大学・安田女子大学・福岡大学
190万円~199万円
- 武蔵野大学・鈴鹿医療科学大学・崇城大学・北海道医療大学・第一薬科大学
学費の安い大学170万円
- 北海道薬科大学
国公立大学と私立大学とではなぜ学費が違うのか?
国公立大学の学費は文部科学省令により額が定められています。そのため私立大学に比べるとかなり学費が抑えられます。
私立大学の薬学部では大学によって違いますが、平均して年間で約200万円ほどかかります。6年間学校に通うとなると総額で1,200万円かかることになります。
しかし、私立大学では国公立大学にはないカリキュラムを取り入れている所もあり、ただ単に学費が高い訳ではありません。学費がどのくらいかかるのか大学を選ぶ際に、よく考えておく必要があります。
薬学部は他の学部と比べるとなぜ学費が高い?
もともと薬学部というのは6年間学校に通う必要があるので、他の学部の4年間と比べると学費は高くなってしまいます。
また、薬学部は実習が多くそのための設備も必要なため、実習費・設備費などがかかり高額となってしまいます。教科書や専門書も値段の高い物が多く、電子辞書に関しても医学部と同じ物を購入する必要があります。
私立大学の薬学部は一時の薬剤師ブームにより、大量に新設されました。現在では定員割れの大学もでてきています。学校側も学校を維持していかないといけないので高い学費でやりくりしています。
また薬剤師になるには国家試験に合格する必要があります。
試験は難しく、安易に薬学部に入学した人は受かる可能性も低くなってしまいます。そして国家試験を受けるまでのハードルも高く、なかには留年する人もいます。そうなれば大学に通う年数も増え学費も余分にかかることとなってしまいます。
まとめ
薬学部の学費が高い理由や学費の高い大学ランキング(後編)
ランキング形式でみる薬学部の学費(私立大学)
国公立大学と私立大学とではなぜ学費が違うのか?
薬学部は他の学部と比べるとなぜ学費が高い?