「ひとり暮らしの子どもへの仕送り、おすすめの方法はどれか(前編)」では、 仕送り の 方法 にはどのような種類があるのかご紹介いたしました。
後編では、具体的な仕送りの方法をご紹介いたしますので、お子さんと話し合いどのような方法を選択するのか考えましょう。
ひとり暮らしの子どもへの仕送り、おすすめの方法はどれか(後編)
いざという時に助かる「代理人カード」
仕送り専用の口座を作成した時に発行されるキャッシュカードを2枚にする「代理人カード」です。
これなら子どもにも親元にもカードがある状態になりますので何かあった時に便利です。
しかし「代理人カード」に関しては、発行に手間や日にちがかかることや、銀行によって規約がさまざまであることがネックとなります。
しかしそれさえクリアしてしまえば、ある意味一番何かあった時に対応できる便利な仕送り方法だと言えるでしょう。
オンラインバンクを利用する
入出金の確認のところで登場した「オンラインバンキング」を利用することも最近では主流になり始めています。
オンラインバンクの多くは、同一銀行内からの振込みは無料となります。もちろん、これはオンラインバンクがメインではない各銀行でもおこなわれているところがあります。
しかしその多くはオンラインでの送金が無料となることが圧倒的です。
ただし注意しなければいけないのは、オンライン専門の銀行での仕送りは、引出方法によっては手数料が発生することです。
各種オンラインバンキングにより、手数料の金額や、手数料が発生する条件はさまざまです。よく確認してから口座開設を行いましょう。
おすすめの仕送り口座開設先
なんといってもATMの多さを考えると、忙しい学生の強い味方となるのは「ゆうちょ銀行」です。土日祝でもATMさえ使用できれば手数料無料というのは大きな差を生みます。
ただし、ATMの営業時間を超えると手数料が発生したり、ATMが使用できない場合もあります。火急の場合は手数料は発生しますがコンビニで引き出すことも可能です。
仕送りの際の手数料もゆうちょ銀行の口座間であれば月に3回までは無料となりますので安心です。
郵便局が不便な場合
いくら全国にATMが多数存在するとはいえ、必ずしもゆうちょ銀行がベストかというとそうでもないかたもいらっしゃるでしょう。その場合はセブン銀行もおすすめです。
あの大手コンビニチェーン「セブンイレブン」にATMが設置されているのでゆうちょ銀行並みに便利に活用できます。
なんといってもATMを使用する際の手数料が「無料」であることが最大のメリットです。
学生さんともなると通常の銀行営業時間内にATMを使用するのは難しいケースが多くなります。
その点セブン銀行のATMは入金手数料は24時間無料、出金手数料は7時~19時までの間は無料となっています。
それ以外の時間帯でも108円の手数料ですので、比較的安い部類に入ります。有難いことにこれは土日祝でも同じですので安心です。
振込手数料は同一銀行内でも発生してしまいますが54円と大変安価です。もちろん代理人カードの発行も可能ですので、こちらもうまく利用するとよいでしょう。
手数料を取るか利便性を取るか
毎月のこととなると振込手数料もばかになりません。しかし、振り込むほうも、引き出すほうも手間が多すぎては日常生活に支障が出かねません。
親と子、お互いのライフスタイルを考え、住むエリアの環境なども考慮してどこで口座を作成し、どのような方法で仕送りを行うかよく考えて決めることをおすすめします。
まとめ
ひとり暮らしの子どもへの仕送り、おすすめの方法はどれか(後編)
いざという時に助かる「代理人カード」
オンラインバンクを利用する
おすすめの仕送り口座開設先
郵便局が不便な場合
手数料を取るか利便性を取るか