「就職に有利で女子からも人気のある農学部、過程や偏差値は?(前編)」では、農学部の種類や魅力についてお伝えいたしました。後編では、国立や私立大学の 農学部 の 偏差値 についてお伝えいたします。
就職に有利で女子からも人気のある農学部、過程や偏差値は?(後編)
農学部のある国公立大学
東京大学理科二類(偏差値67.5)
東京大学では最初の2年は学部でなく6つの科類にわかれています。農学部志望は主に理科二類となります。
動物・植物・微生物を扱う「応用生命科学過程」と、農業をメインに学ぶ「環境資源科学過程」、獣医を目指す「獣医学過程」が主な過程になります。学部を卒業すると大学院に進学する人がほとんどです。
京都大学(偏差値62.5~67.5)
6つの学科があり、研究は、生物系・化学系・物理系・フィールド系の4つにわかれています。学部卒の8割以上は大学院に進学しています。
その先の就職先は、公務員、公的機関の研究員、化学・食品の製造業、バイオテクノロジー関連、商社、金融、保険、コンピュータ関連など幅広い分野で活躍しています。
北海道大学(偏差値57.5)
北海道大学農学部は1876年の札幌農学校から始まり、140年もの歴史を持つ由緒ある農学部です。
現在は、学部生の所属する「農学部」、大学院生の所属する「農学院」、教員組織から成る「農学研究院」の3組織から成り立ちます。
7学科・56分野という農学研究の一大拠点へと発展してきた北大農学部は、最先端の教育・研究を行う日本の代表的な農学部です。
東京農工大学(偏差値50~62.5)
以前は農学部と工学部は別の教育機関でしたが、現在では東京農工大学として統合されました。学部はそれぞれで独立しており比較的少人数制での授業を行っています。
農学部のある私立大学
明治大学(偏差値63)
明治大学農学部は4学科体制で文理融合型の教養教育と専門教育を実施する体制をとっています。また研究機関や農場などの恵まれた施設を利用し、充実した実験・実習が行われています。
近畿大学(偏差値45~55)
独創的な研究を展開している近畿大学農学部、商品化され世の中に流通しているものも少なくありません。現在も商品化を目指しいろいろな研究に取り組んでいます。
東京農業大学(40~55)
東京農業大学は「農学部」「応用生物科学部」「生命科学部」「地域環境科学部」「国際食料情報学部」「生物産業学部」という6学部20学科として、動植物に関わる総合科学を扱っています。
都内の理系大学の中では有名で、またここでしか学べないような、他では見かけない学部もあります。偏差値は学部によって差があり「応用生物科学部」が一番高いです。
人気があり研究者への道を進みやすい大学は?
研究者になるには大学院へ進学し、良い研究をして実績を上げることが重要です。研究者を多く輩出している大学は国立の旧帝大(大阪大学を除く)・神戸大・東京農工大などです。私立大学の東京農業大学も人気があります。
農学部の偏差値は高め?
農学部の偏差値は学科にもよりますが、理系で人気の工学部よりも高めとなっている場合もあります。農学部は食品系などを見ても、景気に左右されないで安定しており、将来性を考えるうえでも大学で研究してきたことを活かしやすい状況にあります。
また国立・私立ともに農学部を設置している大学が少ないこともあり偏差値が高めとなっているようです。
まとめ
就職に有利で女子からも人気のある農学部、過程や偏差値は?(後編)
農学部のある国公立大学
農学部のある私立大学
人気があり研究者への道を進みやすい大学は?
農学部の偏差値は高め?