「面接で短所を聞かれる理由と、答えるときの心構えについて(前編)」では、面接で短所を聞かれる理由やOKな短所とNGな短所をご紹介いたしました。後編では、 面接 で 短所 を聞かれた場合、どのように答えるとよいのかご紹介いたします。
面接で短所を聞かれる理由と、答えるときの心構えについて(後編)
プラス言葉で短所を答えよう
短所を答えるとき、参考にしたいのは以下の3つの点です。
まず第一に合格した後に直接的なデメリットが誰にも起こらないことです。短所も誰かに迷惑を掛けたり、傷つけるようなことがあれば問題はありません。
そして、第二のポイントとして、その短所は自分の努力次第で改善することができるものであることです。マイナスをプラスに変えることができれば、それは面接官に自分をアピールする絶好の材料となるでしょう。
そして3つ目はその短所について、具体的に話すことがあるかどうかです。その短所のせいで起こったエピソードと、その対処法などを盛り込むことができれば完ぺきです。どのような短所を話すかを決めたら今度は、言葉のチョイスがカギを握ります。
できるだけプラス言葉を使うように心がけてください。
例えば「優柔不断」の場合は「すぐに判断できない」というよりも、「答えをみつけるのに時間がかかりがち」と答えるほうが印象はよくなります。短所はマイナスであるからこそ、いかにプラス言葉を付け足せるかが決め手となります。
解決策などについては、克服に向けて頑張っていますのような曖昧なものではなく、どのようにして克服する努力をしているかをポジティブに語りましょう。そこに具体性があることで面接官も納得することができるのです。
いざという時のために回答を複数用意しておく
なぜ短所を聞かれるのかを考えたとき、面接官はあなたの人となりや性格を知りたいからということがわかります。その結果、あなたの本音が良くみえないと面接官が判断した場合は、「他にはありませんか?」と聞いてこられるパターンも考えられます。
確かに短所が1つしかないというような方は珍しいので、事前に2~3パターンは用意しておくことをオススメします。ここで注意しておきたいのは、事前に準備していたことを悟られない努力を忘れないことです。
短所を答えるのにすらすらとよどみなく答えてしまうと、あからさますぎて印象を悪くし兼ねる結果になり兼ねません。もし「他には?」と聞かれた場合は一瞬でも構いませんので、一呼吸あけて、それから話し出すなどの工夫が必要です。
まとめ
面接で短所を聞かれる理由と、答えるときの心構えについて(後編)
プラス言葉で短所を答えよう
いざという時のために回答を複数用意しておく