面接 を受ける時、自分の 短所 についてどのように答えていますか?短所という言葉の響きだけを捉えてしまうと、マイナスイメージしか浮かんでこないかもしれません。短所を聞かれたら、どのように答えればいいのでしょう? 答え方のヒントをお教えします。
面接で短所を聞かれる理由と、答えるときの心構えについて(前編)
面接で短所を聞かれる理由
「あなたの長所と短所を教えてください」と面接で聞かれたら、長所はともかく、短所はとても答えづらいと感じることでしょう。そのようなマイナスイメージの強いことを、面接官はなぜ聞いてくるのかを考えてみましょう。
人間には必ず弱点や短所があります。つまり、短所を聞いたからといって、そこで合否を決めるようなことはありません。面接官が注目しているのは、その時のあなたの受け答えの内容や態度です。
すべて包み隠さず話す必要はありませんが、きちんと短所を打ち明けることの誠実さや正直さを面接官はみています。自分をよくみせようと取り繕いすぎたり、短所はないように隠してしまうと逆にマイナスに受け取られてしまいます。
次に注目されるのは自分自身への客観性です。自分の短所を知っていて話せるということは、きちんと自己分析ができる人間だというあらわれになります。
短所というウィークポイントから目をそらさず、きちんと向き合えるポジティブさは、魅力的に相手に映ることでしょう。
そして最後に注目されるのは問題を解決する能力です。短所を答える時のセオリーに、その短所の改善策を述べるとよいということがあります。ここに注目です。
その短所から目をそむけずに、克服したりカバーしたりするために、どのような具体的な行動をおこせばよいかをアピールすることで、向上心や、とどまらず成長したいと願う気持ちをくみ取ってもらえます。
このように、面接で短所が聞かれる理由がみえてくると、何をどう答えればよいかが自ずとみえてくるはずです。
OKな短所とNGな短所がある
「短所」を聞かれたからといって、すべてをさらけ出して話す必要はありません。包みかすさず話す誠実さは必要ですが、面接官は本気であなたのダメな部分を知りたいのではないのです。だからといって「短所はありません」と答えるのは絶対に避けてください。
「短所」がないことは素晴らしいと思いますか?非の打ちどころのない素晴らしい人は存在しますが、短所がない人は世の中には存在しないでしょう。自分ときちんと向き合えていない人と捉え兼ねられません。
ネガティブ・マイナス思考が強い回答も避けるようにしてください。自分の自信のなさを短所とする気持ちはわかりますが、受け入れる側としてはあまりいい気持ちにはなりません。同様に、社会的なルールやマナーを守れないような短所も避けてください。
時間にルーズであるとか、大ざっぱであるとかは、プラスに逆転するには非常に困難なものばかりです。身体的な特徴や持病をあげるかたもおられますが、これも面接ではNGと考えてください。
なぜなら、身体的な特徴や持病は短所ではないからです。それらが、今後になんらかの影響を及ぼすようであれば、短所としてではなくきちんと自己申告することをオススメします。
まとめ
面接で短所を聞かれる理由と、答えるときの心構えについて(前編)
面接で短所を聞かれる理由
OKな短所とNGな短所がある