「大阪屈指の名門カトリック系高校「明星高校」の偏差値や概要(前編)」では、 明星高校 の歴史や 偏差値 についてお伝えいたしました。後編では、明星高校の入試方法やコースについてお伝えいたします。
大阪屈指の名門カトリック系高校「明星高校」の偏差値や概要(後編)
明星高校のコースや入試について
2012年度の入学制から定められた現在のコースは、中学入学からの「6ヵ年一貫コース」と、高校入学からの「3ヵ年コース」が設定されています。
6ヵ年一貫コース
最難関国公立を目指すことを目的とした「特進コース」が4クラス、難関国公立を目指す「英数コース」が2クラスの合計6クラスで編成されます。
特進コースは、中学2年から「特進選抜」と「特進」に2クラスずつにわかれます。このクラス編成は、中学1年終了時の習熟度で振りわけを行います。
そこから高校2年になるまで毎年「特進コース」か「英数コース」への入れ替えも行っています。そして最終的に高校2年になると特進選抜、特進、英数の中から文系と理系にわかれます。
3ヵ年コース
高校入学からの「3ヵ年コース」には、最難関国公立を目指す「文理選抜クラス」が2クラス、難関国公立を目指す「文理クラス」が1クラスの、合計3クラス編成となります。
こちらのコースでは高校1年を終える時の習熟度などで両コースへの入れ替えを行います。さらには文理選抜の中から、文系と理系に振りわけられます。
これらのコース概要をみるだけでも、常に向上心を持ち、自分を高めていくことの必要性を感じさせます。一度特進選抜には入れても、努力を怠れば翌年には選抜コースではなくなる可能性があるわけです。
明星高校の入試については、「3ヵ年コース」の場合、文理選抜が約90名、文理が訳45名の、約135名が定員となっています。入試科目は国・数・英・理・社の5科目で、配点はそれぞれの科目ごとに100点ずつ、合計500点満点となります。
試験時間は、国・英はそれぞれ60分、数・理・社はそれぞれお50分となり、英語はこの時間の中にリスニング試験も含まれています。明星高校の入試には英語資格の活用があり、読み替え得点は、英検準2級で70点、2級で80点、1級で90点となります。
明星高校の特色と魅力
明星高校といえば、制服のカッコ良さに定評があります。金ボタンが7つの黒詰襟学生服は、文句なしのかっこよさです。
残念なことに夏服はいまいちという評判がありますが、夏服も冬服も目立つこと間違いなしですので、生徒たちが明星高校の生徒としての自覚を常に持つことができると評判です。その他に注目すべきはイベントの充実度です。
秋からはイベントが目白押しで全員参加の「体育祭」や希望者が参加する「球技大会」、そして文化祭と盛り上がりをみせています。
もちろん、秋以外にも特色あるカリキュラムがあり、夏には「次世代リーダー養成プログラム」と称した、海外研修も行われますので、グローバルな視野や感覚を身に着けることができるところも魅力です。
明星高校の卒業生
さすが文武両道の名門校なだけあり、政治家や財界・法曹、医者や学者など、数多くの有名人を輩出しています。もちろん、芸能人にも卒業生は大勢います。
料理研究家の「土井善晴」さんや、元野球選手の「岡田彰布」さん、サッカー日本代表の元監督である「西田満寿次郎」さんなどが卒業生にいます。
まとめ
大阪屈指の名門カトリック系高校「明星高校」の偏差値や概要(後編)
明星高校のコースや入試について
明星高校の特色と魅力
明星高校の卒業生