大阪は天王寺にある「明星高校」は、中高一貫の私立男子校であり、卒業生が2万人を超える長い歴史を持つ、由緒正しきカトリック系ミッションスクールです。
姉妹校に長崎の「海星学園」や札幌の「光星学園」がある、マリア会が創設した「 明星高校 」の 偏差値 や概要についてご紹介いたします。
大阪屈指の名門カトリック系高校「明星高校」の偏差値や概要(前編)
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明星高校の歴史
明星高校の長い歴史は、1898年から始まります。フランスの「マリア会」が勤労者を要請することを目的に実業学校として「明星商業学校」を設立したことが始まりです。
創立当初は現在学校がある大阪市天王寺区ではなく、大阪市西区江戸堀にあり、当時の生徒数はたったの13人でした。1903年に現在の所在となる天王寺・真田山に校舎を移転しました。
フランス仕込みのハイカラな校舎は、周囲の人を大変驚かせたと言われています。当時からフランス語や英語教育を熱心におこなっていたことから、「語学の明星」として注目されていました。
第二次大戦後の「学制改正」で、明星高等学校・明星中学校が併設された、現在の大阪明星学園としての歴史を刻み始めました。
文武両道、明星高校の偏差値や実力
中高一貫教育の学校ということもあり、明星高校は中学入学時に最難関の国公立を目指す「特進コース」と、難関の国公立を目指す「英数コース」を選択することができます。
そして高校の入学時には、同じく最難関国公立合格を目指す「文理選抜」と難関国公立合格を目指す「文理」とにわかれます。
どちらのコースに行ったにせよ「難関国公立」を目指すわけですから、なかなかの進学校といえるでしょう。明星高校の偏差値は「文理選抜」で75程度で合格圏内に、「文理」でも71以上が合格圏内となっています。
これは大阪府内私立高校の中ではトップ10に入る偏差値の高さとなっています。しかし、明星高校の実力は勉強だけではありません。明星高校の野球部は、かつては「私学7強」と呼ばれ、夏の選抜高校野球にも合計8回の出場経験を持っている強豪校でした。
1963年に開催された第45回の夏の選抜高校野球ではみごと優勝も果たしています。現在は廃止されていますが、当時はスポーツ推薦枠が設けられていたほどでした。
近年ではソフトテニス部や陸上競技部、水泳部などの活躍がめざましく、それぞれインターハイへの出場者を輩出しています。文化系クラブの活動も盛んにおこなわれており、「ディベート部」や「弁論部」などが全国大会に頻繁に出場を果たしています。
まとめ
大阪屈指の名門カトリック系高校「明星高校」の偏差値や概要(前編)
明星高校の歴史
文武両道、明星高校の偏差値や実力