「就職に強いといわれる医療系の仕事一覧をご紹介!(前編)」では、 医療系の仕事 に就くためには文系・理系どちらを選択すべきかご紹介いたしました。
後編では、主な医療系の仕事を 一覧 にしてご紹介いたします。また、文系出身でもなれる医療系の仕事もご紹介いたします。
就職に強いといわれる医療系の仕事一覧をご紹介!(後編)
主な医療系の仕事をご紹介
医師
医師になるには大学の医学部を卒業し、その後、医師国家試験に合格しなければいけません。
合格した後は2年間の研修医生活を送り、その後にやっと医師を名乗り仕事をすることができます。
医師の仕事は大きくわけて2種類あります。
1つは「臨床医」といって病院や診療所で患者さんと向き合い診察を行います。
外科医・内科医・小児科医・産婦人科医・眼科医などそれぞれの専門分野があり、各専門の医師が診察を行います。
もう一つは「研究医」です。治療方法のわからない病気や原因のわからない病気、まだ未知の病気などの研究を行います。職場は主に病院や大学の研究室です。
歯科医師
歯の治療が主な仕事です。歯を矯正したり口腔の病気なども歯科医師の専門となります。歯学部で6年間勉強した後、国家試験に合格しなければいけません。
歯科医院で働く以外にも研究所での研究医、病理医、珍しい所では化粧品会社や製薬会社での勤務などもあります。
薬剤師
薬局・病院・製薬会社・ドラッグストアなどで薬の調剤や患者さんへの服薬指導などを行います。大学の薬学部6年コースを卒業し薬剤師国家試験に合格しなければいけません。
病院勤務の場合は主に入院している患者さんの薬の管理や指導を行います。
調剤薬局などで勤務する場合は、医師の出した処方箋に沿って薬の調合をしたり合っているかの確認、薬の説明や相談、また患者さんの病気やアレルギーの有無などの把握もしておきます。
製薬会社に勤務すると新薬の研究や開発に携わりますが、求人が少ないため狭き門となっています。
臨床検査技師
患者さんの血液や検体などを調べる仕事です。
病院や産婦人科、整形外科、臨床検査センターなどで働くことができ高度な技術が求められます。
診療放射線技師
放射線を使った検査や治療を行う仕事です。国家資格が必要な高度の医療職です。
現在ではレントゲンの他にも画像診断の機器があり、より高度な技術が求められています。
文系出身でもなれる医療系の仕事
文系出身でもなれる医療系の仕事というのは、ほとんどの場合において文系・理系どちらのセンスも求められる仕事内容であることが多いようです。
文系出身の人は理系出身の人と比べると一般的にコミュニケーション能力が優れているといわれています。
リハビリを助ける仕事の作業療法士・理学療法士は、医療系の職種の中でも患者さんに近い存在です。
また発達障害や精神障害の患者さんと接するため細やかな対応や言動が求められます。
このように求められるコミュニケーション能力というのは、文系の学生が得てきた知識と教養からくる部分が多く、文系出身の人が得意とするところでもあるのです。
看護師
看護師の国家試験に合格しなければいけません。国家試験の受験資格を得るには、看護科が設置してある高校か、短大・大学・専門学校に通う必要があります。
作業療法士
身体・精神の障害のため、生活の中で支障が生じる人のリハビリを手助けします。国家資格を取得した後、さまざまな福祉機関や医療機関で作業療法士として働くことができます。
仕事内容は理学療法士の仕事と似ていますが、入浴や食事の場面、手工芸や園芸などの活動の場面において身体と精神のリハビリを行います。
理学療法士
理学療法士もリハビリのお手伝いなどを行います。歩く・立ち上がるなどの基本の動作が1人でできるようにサポートします。物理療法も行い回復の手助けをします。
まとめ
就職に強いといわれる医療系の仕事一覧をご紹介!(後編)
主な医療系の仕事をご紹介
文系出身でもなれる医療系の仕事