「北海道内1・2を争うエリート校「北嶺中・高等学校」の魅力(前編)」では、北嶺中・高等学校の教育方針やカリキュラムについてご紹介いたしました。
後編では、 北嶺 中・高等学校の入試や偏差値について、また併設されている「青雲寮」についてご紹介いたします。
北海道内1・2を争うエリート校「北嶺中・高等学校」の魅力(後編)
多種多様なバラエティ溢れる行事やカリキュラム
学校行事といえば、文化祭や体育祭が一般的で、当然文武両道を目指す北嶺でも毎回盛り上がりをみせています。「北嶺祭」と呼ばれる学校祭は、生徒会長自らが「実行委員長」となり、全校生徒一丸となって、夏休み前に開催されます。
「北嶺祭」の中でも目玉となっているのは、なんと体育館企画で行われる「カラオケ大会」というのには驚きです。注目したいのは「東京の大学見学ツアー」です。志望校を絞れてきた4~5年生(高1~2)が東京にある大学を見学するその名のとおりのツアーです。
東京大学や一橋大学など名だたるいくつもの有名難関大学に足を運び、それぞれに在籍する在籍する先輩たちが、後輩となる北嶺生に質疑応答をしながら大学を案内してくれます。
実際に受験する学校をみておくこと、疑問をクリアしておくことは大変重要なことですが、地方在住の場合それはなかなか難しい課題です。その課題までクリアしてしまう北嶺の本気度には脱帽です。
北嶺中・高等学校の偏差値や入試
偏差値は中学は67となかなか高い数値となっています。北嶺は完全型の中高一貫校のため、高校からの募集は行っていません。そのため高校の偏差値は未知数となっています。しかし、中学の偏差値と、概要を鑑みると、おそらく70程度ではないかと言われています。
これは北海道の私立高校の偏差値として1位・2位を争うのではないかと言われています。全国平均でみてもかなり上位に食い込むレベルであることに間違いはありません。
中学の入試は、先ほどもお話ししたとおり、少人数制度を取り入れていますので、募集定員は男子のみの120名。試験科目は国・算がそれぞれ60分の100点満点、理・社がそれぞれ40分50点満点となっています。
4教科300点満点で平成29年度の合格者平均が176点程度と発表されています。合格者の中には、東大や国公立大学医学部医学科などの難関大学を目指す「青雲寮コース」の学生も含まれています。「青雲寮コース」のある「青雲寮」については次項でお話しします。
併設されている「青雲寮」とは
北嶺への入学希望者は北海道外からも多く、仙台の試験会場のみならず、東京・名古屋・大阪でも試験をおこなうほどです。それらを考慮し、学内には「青雲寮」が併設されています。
学校の立地的にも少々不便な場所にあることから、北海道内に在住しているものでも、敢えて入寮する場合もあるようです。学校が提唱している、寮に入ることで通学に時間を割かれないで済むというメリットを生かせているのです。
寮生が増えてきたこともあり、2015年に新青雲寮棟を新設しました。そのお陰で、寮での生活がさらに快適に送れるようになりました。寮生は毎晩学習する時間が設けられているため、常に勉強することが当たり前になる環境ができています。
寮教諭が14名もいることや、家庭教師的寮監も1名在籍している点も心強い所です。加えて北嶺の卒業生である「北海道大学」や「札幌医学大学」の医学部制を中心としたチューター22名が、寮生へのサポートをおこなっています。
これだけのバックアップ体制があるという点では寮に入るメリットはかなりあるということになります。「SEA」と呼ばれる寮内での英会話活動や、独自の行事なども多数あり、教科書では学べない生きていくうえで大切な経験も豊富に体験することができます。
まとめ
北海道内1・2を争うエリート校「北嶺中・高等学校」の魅力(後編)
多種多様なバラエティ溢れる行事やカリキュラム
北嶺中・高等学校の偏差値や入試
併設されている「青雲寮」とは