札幌市にある「北嶺中・高等学校」は、少人数制教育の中高一貫の私立男子校です。名門進学校であり、部活動にも力を入れている文武両道の教育を主体としています。
全人教育を目標とし、グローバルな人材育成にも力を入れている「 北嶺 中学校・高等学校」についてご紹介いたします。
北海道内1・2を争うエリート校「北嶺中・高等学校」の魅力(前編)
北嶺中・高等学校とは
学校法人希望学園により、1986年に「北嶺中学校」が、1989年に「北嶺高等学校」が設立されました。通称「北嶺(ほくれい)と呼ばれるこの学校は「めざすなら高い嶺」という言葉を合言葉に、将来に本を支えるリーダーの育成をめざし、日々指導に励んでいます。
歴史ある進学校として、東京大学や、医学部系への超難関国公立・私立大学合格を目指す反面、文武両道であることをモットーとする教育方針もあり、部活動にも力を入れています。
この教育方針は部活動だけにあらず、「柔道」と「ラグビー」は校技として定められており、在校生全員が実践することになっています。それ以外にも全校登山などもおこなっており、名実ともに文武両道であるための、健全なる肉体と精神を鍛えるべく努力しています。
北嶺中・高等学校の3つの柱
「北嶺にしかできない教育」を目指し、それを確立するために、北嶺では3つの項目を柱とした教育をおこなっています。
1つ目が中高一貫教育だからおこなえる、独自のカリキュラムです。高校受験を意識しなくてよい点は中高一貫教育の大きなメリットです。その利点を最大限に生かし、北嶺では公立の中~高校の6年間でで習得する英・国・数を5年間で終わらせます。
そして残りの1年はまるまる大学受験のために費やす方式を取っています。そうすることで、他校の生徒よりも北嶺の生徒は一歩早くスタート地点に立てるというわけです。
もちろん、この方式をとるために、中学・高校での教育課程を系統的に整理したり、教材の重複を省くなど、オリジナリティあふれる独自のカリキュラムを採用しています。
2つ目の柱となるのは「少人数制」です。学校側も最大の特徴と謳っている「少人数制」は、1学年だいたい120名程度と私立の学校としてはかなり少ない生徒数となっています。
このような少人数制をとっていることには、教師が生徒全てを把握することが可能になることや、個別の指導が手厚くなることがあげられています。個々の状態を把握し、適切な指導を行うことで、塾や予備校が必要となくなるという考え方です。
たしかに、きちんとみてもらえているという安心感と、成績アップが繋がれば、生徒個々の士気も上がります。その時、添削指導を求められても、少人数であれば教師側もきめ細かな対応を取ることができるのです。
3つ目の柱は「週6日制/50分授業」の実施と継続です。公立の中高で実施されている週5日制の新学習指導要領では、学力不足が当初から懸念され、見直しを検討している状態です。
ですが北嶺では公立中高の1.6倍となる授業時間数を確保し、実施することでより受験を意識した指導を展開することができているのです。
グローバルリーダー養成プログラム
特色溢れる北嶺のカリキュラムの中で、特に異彩を放つのはこの「グローバルリーダー養成プログラム」です。これは北嶺の高校1年生全員が参加することとなる「リーダー養成プログラム」となっています。
次世代を担うリーダーを育てることが最大の目的とし、実際にハーバード大学やマサチューセッツ工科大学まで出向き、特別講義や一般の授業を聴講する本格的なプログラムです。両大学に在籍する学生との意見交換や交流も、大きな成果へと繋がります。
ボストンでの8日間の研修では、「リベラルアーツ教育」の基礎を学び体感します。そこから「クリティカルシンキングスキル」や、リーダーシップを学び、英語によるコミュニケーションスキルの重要性を理解していきます。
これらの実践からなる経験は、世界最高峰の陣髄を体感することとなり、子どもたちの飛躍的な発展を促します。ボストンでの研修後はニューヨークでのアメリカ文化に触れる4日間を過ごします。
世界の歴史や平和を知ることも、リーダーとしての資質となりますので、ウォール街や国連、グラウンドゼロにも足を運びます。
また文化にも触れることは貴重な体験となりますので、ブロードウェーのミュージカルや、メトロポリタン美術館に自然史博物館、NBAと、あらゆる文化に触れる体験をおこないます。また、このプログラムとは別に、北嶺はそもそもが語学教育に大変力を入れています。
実用英語技能検定やTOEIC・TOEFLなどの英語技能をはかる試験には全生徒が挑戦しています。グローバル化する世の中や、新大学入試制度に対応できる生徒を育てるため日々努力を重ねているのです。
まとめ
北海道内1・2を争うエリート校「北嶺中・高等学校」の魅力(前編)
北嶺中・高等学校とは
北嶺中・高等学校の3つの柱
グローバルリーダー養成プログラム