「保育園の運動会で行われる親子競技の種類や大切さを知ろう(前編)」では、親子競技をすることの目的をご紹介いたしました。
後編では、実際に 保育園 の 運動会 に行われる 親子 競技 の事例をご紹介いたします。
保育園の運動会で行われる親子競技の種類や大切さを知ろう(後編)
- 目次 -
月齢別にみる親子競技の事例
0歳児
ほとんどの子どもがまだ歩けません。自分で移動するような競技はなく、親が抱っこしたり、おんぶをしたり、何かに乗せて引っ張ったりという競技になります。親子の触れ合いを楽しみます。
乗り物競争
段ボール箱などを車や電車に見立て、その中に入っている子どもを段ボール箱ごと親が引っ張ります。あまりスピードを出し過ぎないように気を付けます。
おんぶ競争
親が子どもをおんぶして走ります。個別で競争してもいいし、クラス対抗のリレー方式にしても面白いです。
1歳児
1歳児は月齢によって歩ける子と、まだハイハイの子がいます。そのため競技によっては、わける必要も出てきます。手をつないだり、おんぶしたりとスキンシップを図ることを目的とます。
やさい、くだもの競争
野菜や果物を入れるカゴを持ってスタートします。途中においてある野菜や果物をカゴに入れゴールします。
魔法のじゅうたん
子どもが一人乗れるくらいのマットやカーペットに座布団を敷き、子どもを座らせ親がそれを引っ張りゴールを目指します。くれぐれも子どもを落とさないように気をつけましょう。
2歳児
歩き方がしっかりとしてきて走ったり飛んだりと運動神経が活発になってきます。
動物に変身!
親が子どもを抱っこしてスタートします。途中、動物の絵が描いてあるカードをめくり、そこにのっている動物の真似を親子でしながらゴールを目指します。動物の絵の他に人気のあるキャラクターなどでも盛り上がるでしょう。
電車ごっこリレー
底を開けて筒状にし段ボール箱を電車に見立てます。親子でその中に入り、リレー形式で行います。次の人に電車をバトン替わりに渡します。
3歳児
ほとんどの子どもがしっかり歩き、走ることもできます。言葉の発達が進み、物の名前などもよく覚える時期です。頭を少し使う競技を取り入れてもいいでしょう。
親子で障害物競走
親子で二人三脚をしたりフラフープを頭の上から通して足から抜いたり、マットの上ででんぐり返しをしたり、などの障害物を越えてゴールを目指し、次の人と交代します。
4歳児
身の回りのことなどほとんど自分でできるようになっています。4歳児ともなると、いろいろな競技に挑戦することができます。
借り物競争
カードに、メガネ・くつ・ぼうし・ネクタイなどと言葉を書いておきます。親子でスタートし、途中に置いてあるカードを引きます。
書かれている言葉を確認し、カードを観客席の人たちにみせながら周り、書かれている言葉の物を持っている人がいれば借ります。判定員のOKが出ればゴールへと向かいます。
人借り競争
借り物競争の「物」ではなく「人」バージョンになります。カードには「メガネをかけている人」「帽子をかぶっている人」などが書かれてあり、それに合う人を探してゴールへ向かいます。
5歳児
筋肉が強くなり活発さが増してきます。バランスを取ることもでき、スキップや片足飛びなどもできるようになります。
親子対抗リレー
親チームと子どもチームにわかれての親子対抗リレーをします。5歳児にもなると大人顔負けの足の早い子もいます。
親子ダンス
ダンスは月齢を問わず、どの月齢でもそれに応じたダンスができます。子どもたちは前もって作った衣装を身につけ音楽に合わせてダンスします。大人はそれを真似して一緒にダンスをします。
親子競技の大切さ
親子でコミュニケーションを取りながら楽しい時間を過ごす、親子で楽しめてこそ親子競技をする意味があります。
競技だからといっても、勝ち負けはほとんど関係ありません。一緒に何かをするということが大事で、これらのことが子どもの情緒にも大きく影響してきます。
また競技になると、いろいろなハプニングも起きたりして面白く楽しく盛り上がります。子どもと共有の話題もでき、それについて話すことでコミュニケーションを深めてくれます。
親子競技というのは、子どもの成長をみることのできる貴重なイベントであり、親子で楽しむということを通して忘れられない思い出となります。
まとめ
保育園の運動会で行われる親子競技の種類や大切さを知ろう(後編)
月齢別にみる親子競技の事例
親子競技の大切さ