大学におけるゼミとは、ゼミナールの略称を指します。大学の履修科目の1つと位置付けられているものです。 ゼミ は、大学によっては、「演習」または「研究室」と表現、場合によっては 面接 での履修許可の有無があるなどさまざまです。
では、そのゼミとはどういったものなのかを紹介致します。
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ゼミの選び方
一般的には、「自分の興味のある分野」や「将来就きたい仕事に直結する分野」のゼミから選択することになります。学生によっては「単位がとりやすいゼミ」などの理由で選択する人もいます。また、それらを複合的な要素として選択するケースも多いです。
重要な点は、そのゼミの雰囲気や卒業後の進路などの情報を、サークルの先輩などを通じて、生の情報収集を行うことが肝心です。ゼミは一度選択すると、変更することが難しい場合が多いからです。
理工学部や農学部などの理系の場合、ゼミは就職活動、大学院進学に、かなり直結します。前者については、今少なくなりましたが、教授推薦というかたちでの就職方法が残っている為、選ぶゼミにより就職先が大きく左右されます。
後者については、同じ大学の大学院に進学する場合は、大学院でもゼミは変わることは基本的にはありません。また、理系の場合は、ゼミに費やす時間が文系と比べて相対的に多大な為、まさしく大学生活の中心に位置づけられる存在です。
それゆえ、慎重なゼミ選びが大事になってくるわけです。
ゼミ選びは、大学生活の質と卒業後の進路における質に関わってくる大事な意思決定になります。
ゼミの入り方
人気のゼミとなると、募集人数を上回る数の学生の応募者が出ます。この場合、ゼミによっては、応募者を絞る為に面接や筆記テストなどを行います。
面接では、志望動機や趣味・特技などを質問され、ゼミへの積極性やゼミの雰囲気と性格が合うかどうかの確認が行われます。筆記テストでは、ゼミの分野に関する基本的な知識が問われることが多いです。
どれも事前準備を行うことで、対応することが可能なものです。事前の準備がその合否に大きく関わってきます。
ゼミは入るべき!?
ゼミは大学によって、または、学部によっては必ずしも必須科目ではありません。その場合、学生の判断によりゼミに入らない選択をすることも可能です。それでも、ゼミに入った方が良い理由を紹介致します。
大学の授業は、語学などを除き、クラス単位で授業を受けるというかたちは一般的ではありません。それゆえ、先生と学生、または、学生同士の距離感というものがどうしても離れてしまいがちです。
しかし、ゼミでは先生1人に対して数名から十数名の学生で、先生と学生で討論をしながら、同時に、学生同士で協力し合いながら、濃厚な時間を過ごすことができる貴重な場になります。
就職活動の面接で質問されることが多い「大学時代に力を入れたこと」に対して、答えやすくなります。アルバイトとサークル活動、場合によっては留学などが就職活動時のネタとして一般的ですが、ここにゼミを入れることで他者との差別化を図ることができます。
ゼミではどういったことが行われているの?
文系、理系の違いはもちろん、分野によって、ゼミで行われる勉強方法は異なります。また、各個別のゼミもそれぞれ異なる特徴を持っています。その中でも、平均的なゼミの学習の中で習得する目標と勉強方法を紹介致します。
「調べる力を養う」
文献や社会調査などのフィールドワークにて、情報を集めます。
「考察力、批判力を養う」
集めた情報を分析と整理、また、それに対して問題意識を考えます。
「プレゼンテーション力を養う」
人前で、結果を的確にわかりやすく表現します。
「文章力を養う」
第三者に伝わる文章、論理的に考えられる思考を学びます。
ゼミで注意したいこと
ゼミは、学生が主体的に行動することで初めて本当の意義が生まれてきます。ゼミの主役は学生であり、先生はそのサポート役に過ぎません。
一人一人が主体性を持つことで、他者の意見に耳を傾ける、自分の意見を主張できるという行為がより良い相乗効果を生み出してくれます。
まとめ
ゼミに入るために面接がある!?充実したゼミ生活を送ろう。
ゼミの選び方
ゼミの入り方
ゼミは入るべき!?
ゼミではどういったことが行われているの?
ゼミで注意したいこと