戦前は海軍兵学校や陸軍士官学校を目指す生徒が志す学校として知られていた「 横須賀高校 」は、神奈川県横須賀市にある男女共学で全日制と定時制を設けている県立高校です。
創立110周年を超える長き歴史と伝統ある横須賀高校の 偏差値 や概要について紹介します。
努力と伝統が実を結ぶ「横須賀高校」の偏差値や概要
横須賀高校とは
通称「県横」、正式名称は「神奈川県立横須賀高等学校(かながわけんりつ よこすかこうとうがっこう)」は1907年(明治40年)8月に前身となる「ナンバースクール」とも呼ばれている「神奈川県立第四中学校」が開設されそこから歴史が始まりました。
創立110周年を迎え戦前から続き、長い伝統と歴史を守りながら常に前進し続ける名門進学校としての位置を確立しました。
三浦半島の中央部、平作川流域の平野部に位置する学校は、住宅が密集していながらも自然豊かな環境にあります。
北側には山が迫り、その北側にある運動場は山腹に広がっています。そのため運動場と校舎に高低差があるという不思議なつくりになっています。
最寄駅はJR横須賀線の「衣笠駅」から徒歩約12分、または急久里浜線「北久里浜駅」から徒歩約25分となっており、駅からの距離があるため自転車通学の生徒が多く、電車とバスを乗り継いだり、バスで通学する生徒などにわかれています。
努力が実を結び、認められた横須賀高校
2002年(平成14年)の4月に満を持して「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」の協力校として指定された横須賀高校。
その後も努力が実を結び、2007年(平成19年)には神奈川県の教育委員会より10校だけが選ばれる「学力向上進学重点校」に認定されています。
横須賀高校が指定されている「SSH協力校」とは、神奈川県独自の事業となっていて、「SSH指定校」をサポートし協力をして成果をあげるための存在です。
「SSH指定校」だけでなく「協力校」として認定されることで、最先端の科学技術に触れる機会が与えられ、研究現場からよりよい刺激を受けることができるようになりました。
結果、科学への興味や関心を深めていけるようにと事業がスタートしたのです。
しかし、2008年(平成20年)に協力校としての指定はいったん外されることとなってしまいました。
それでも研究者を招いて「特別講義」をおこなったり、研究機関へ出向き講義や実習などをうけることで、現在も宇宙航空研究開発機構などで独自の講座を開くまでに発展しています。
その成果は2016年(平成28年)に協力校ではなくSSHの「指定校」として指定されることでまた新たな実を結びました。
横須賀高校の偏差値と進路
心身ともに健康で、豊かな情操教育と高い教養を身に着けるため日々努力をお怠らず、意志強固で不屈な精神をもつという目標を掲げている横須賀高校の偏差値は66となります。
神奈川県内ではベスト20にランクインし、県内の公立高校だけでみると204校中11位となりますので、かなりの上位校といえるでしょう。
進路先は国立大学では地元となる神奈川県の「横浜国立大学」への進学が最も多く、次いで公立の「横浜市立大学」の名前があがります。
私立大学では「明治大学」がもっとも合格者が多く、法政・早稲田と名だたる難関私立大学の名前が目立ちます。
伝統があるからこその名だたる横須賀高校卒業生
伝統ある横須賀高校で最も有名な卒業生といえば、元衆議院議員で、第87・88・89代と3期にわたり内閣総理大臣を務めた「小泉純一郎」氏の名前があげられます。
タレントの「上地雄輔」の実父となる横須賀市長「上地克明」氏も横須賀高校の卒業生です。
卒業生は政治・行政だけに留まらず経済界にはゆうちょ銀行の社長である「池田憲人」氏や玩具メーカー「バンダイ」社長の「上野和典」氏など名だたる大企業の社長のなが連なります。
学術・研究分野や文化・芸術・芸能分野でも幅広く卒業生がいます。
まとめ
努力と伝統が実を結ぶ「横須賀高校」の偏差値や概要
横須賀高校とは
努力が実を結び、認められた横須賀高校
横須賀高校の偏差値と進路
伝統があるからこその名だたる横須賀高校卒業生