横浜市立南高校 は、神奈川県横浜市南区に位置する横浜市内では数少ない中高一貫校である横浜市立南高校は、中等部からの入学希望者が毎年殺到しており、尋常ではない入試倍率の数字を出しています。
横浜市立南高校とはどのような高校か、 偏差値 などを交えてご紹介します。
バランス抜群の文武両道校、横浜市立南高校の偏差値や概要
横浜市立南高校とは
横浜市南区、最寄駅は市営地下鉄線「上永谷駅」でそこから約15分もあるけば学校がみえてきます。
学校のある南区は横浜市を構成している18の区の中で人口密度がもっとも多いエリアとなっています。
立地条件の良さも人気の秘訣と言えるでしょう。その歴史は昭和29年とあまり古くなく、この年に創立した全日制高校である「横浜市立港高等学校」が前身となります。
これが4月1日のことで、実は月末の4月30日には「横浜市立港高等学校」の名称を廃止する運びになりました。
そして翌日となる5月1日をもって現在の校名となる「横浜市立南高等学校」へと名称を変更しました。
平成26年に創立60周年を迎えたまだまだ若き中高一貫校ですが、その人気の秘訣はどこにあるのでしょう。
横浜市立南高校の教育
平成24年に付属中学となる「横浜市立南高等学校附属中学校」が開校し、平成27年に初めて付属中学からの一期生を迎えました。このように中高一貫としてのスタイルもまだまだ進化形である状態です。
ちなみに付属中学が開校したのと同じ年に、横浜市立南高校は横浜市教育委員会より「進学指導重点校」として指定されました。
さらにはこの年までの入学者は「単位制」とし、翌年平成28年度からは「学年生」を取り入れるなど、さらなる高みを目指して、新たな挑戦を続けています。
平成27年度には文部科学賞公認より「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の指定も受け、さらなる飛躍を遂げようとしています。
横浜市立南高校の偏差値
中学からの入学者が圧倒的である横浜市立南高校ですが、中学の入試倍率は8倍近くなることもあります。
開校当初よりはその倍率は落ち着いてきたもののいまだ人気は衰えておらず高倍率を勝ち抜いた生徒のみが入学し、のちに高校へと進学してきます。
その結果もあいまって、横浜市立南高校の偏差値は61となかなの高い偏差値となっています。
それで神奈川県内は偏差値の高い高校が数多くあるため324校あるうちの41位、公立高校のみでは204校中26位となっています。
バランスのとれた学園生活
昨今では少々学業優先の傾向があり、行事は縮小傾向にあります。それでも行事となれば生徒が一丸となって大盛り上がりすることで有名です。
5月末~6月上旬におこなわれる「体育祭」や、9月に3日間かかておこなわれる「南高祭」などは毎年大盛り上がりをみせています。
とくに文化祭となる「南高祭」は「展示の部」「舞台の部」「後夜祭の部」からなる3部構成となっており、それぞれに趣向を凝らした催しをおこないます。
一般公開されるのは「展示の部」のみで、残りふたつは生徒たちが外野の目を気にせずのびのびとやりたいことをやれるため、この日を待ち遠しく思っている生徒も多いようです。
行事にも一生懸命、部活にも積極的に参加、そして学生の本分となる学業についても、現状に甘んじることなく常に進化し続ける。
このような文武両道で生徒がいきいきとして学校生活を送れているのは、その絶妙なバランスの良さが秘訣となっています。
横浜市立南高校の進路
文武両道を見事に実現している横浜市立南高校の進路状況をみると、平成30年度は国公立大学へ62名が合格を果たしています。これは前年度となる平成29年から飛躍した結果となっているため、今後にも注目できるでしょう。
私立大学へは546名が合格。こちらは国公立に数字が取られたこともあり、前年度よりは少なくなっていますが、順当な人数でもあります。
国公立で最も合格者が多いのは、地元にある「横浜国立大学」です。「横浜市立」や「東京工業大学」なども名前も並びます。特筆すべきは東京大学へも5名の合格者を出していることです。
過去3年分のデータをみても、東大への合格者を出したのは平成30年度が初めてです。これ以前のデータは公開されていないので不明ですが、これは快挙と言えるでしょう。進路実績に関しては、今後に注目したい高校です。
まとめ
バランス抜群の文武両道校、横浜市立南高校の偏差値や概要
横浜市立南高校とは
横浜市立南高校の教育
横浜市立南高校の偏差値
バランスのとれた学園生活
横浜市立南高校の進路