山口県山口市に位置する「 山口高校 」は県内第2位という 偏差値 を誇る公立高校です。「全日制」「定時制」「通信制」と3つの課程があり、それぞれに特色溢れる教育をおこなっています。
山口高校とはどのような高校なのか、偏差値や概要を交えてご紹介します。
山口県内第2位の偏差値を誇る「山口高校」の偏差値や概要
山口高校とは
山口高校のルーツは文化13年まで遡ります。江戸時代中期から後期にかけて活躍した「儒学者」であり「国学者」でもある「上田鳳陽(うえだほうよう)」が設立した「山口講堂」の流れをくんだ「山口県立山口中学校」が山口高校の前身となります。
この流れに重きを置き、山口高校の創立年は「山口中学校」が開校した明治3年と定めました。平成30年となる今年、創立148年目を迎えた由緒正しい高校です。
輩出した卒業生は4万人を超え、その歴史を支え見守ってきた校内のいたるところに石碑や記念樹が設置されています。
なかには国の登録有形文化財に指定されている記念館もあり、いにしえの歴史を垣間見ることができます。
3つの課程とそれぞれのコース
冒頭でもお話ししたとおり、山口高校には「全日制」と「定時制」、そして「通信制」の3つの課程が用意されています。
そしてそれぞれにコースが設けられていますのでご紹介しましょう。
まず核となる「全日制」には普通科と理数科の2つのコースが設けられています。全日制に関しては学年生となっていますので、一般的な高校と大差はありません。
次に「定時制」です。定時制は普通科のみとなります。こちらは定時制と言う特性を汲み単位制をとっています。
最後は「通信制」です。こちらも特性を汲み原則「単位制」となります。「定時制」コースとの違いとして、通信制には「普通科」のみならず「衛生看護科」が設けられています。
中身は異なりますが、3つの課程全てにおいて共通するのは「2学期制」を取り入れていることです。
2学期制は平成12年度より導入され、それに伴い授業時間を従来の50分から65分へと拡大し、さらなる密度の濃い教育に取り組んでいます。
前期は4月から9月まで、後期は10月から3月となります。
県内第2位を誇る山口高校の偏差値
こちらも冒頭で少し触れているとおり、山口高校は山口県内の公立・私立の高校すべて含めて2番目に偏差値の高い進学校です。
その偏差値は68となり理数科がこれにあてはまります。
ちなみに山口県内トップの偏差値を誇るのは偏差値70となる「徳山高校」の理数科となります。
山口高校で2番目に偏差値が高いのは全日制の「普通科」で66となります。これでも十分高い偏差値と言えます。
山口県内の偏差値トップグループは70~62程度となりますので、普通科でも十分上位に食い込む素晴らしい偏差値と言えるでしょう。
ちなみに山口高校には「徳佐分校」もあります。そちらの偏差値は普通科のみで偏差値は37となります。
山口高校の進路
高い偏差値を誇る山口高校の生徒の大半は大学への進学を希望します。
地元の国立大学となる「山口大学」を筆頭に、近隣の国立大学となる「広島大学」や「岡山大学」への合格者を多く輩出しています。
もちろん、高い偏差値を誇る進学校として難関国公立、私立大学への合格者も多数輩出しています。毎年200名近い合格者輩出している点で、山口県下ではっ評判を集めています。
平成30年度の合格実績をみると最も多いのは山口大学で64名、次いで九州大学が18名、そして岡山大学が16名と現役での合格者を出しています。
私立大学の合格実績をみると意外な結果が出ています。一番はやはり地元から近い福岡大学が21名となっていますが、2番目に多いのは京都の立命館大学で20名となっています。
よくみると京都の名門難関私立大学への合格者もそれなりにおり、立地的にも地元を離れるなら京都が第一候補となるようです。
さすがと言うべきは京都大学へも4名の現役合格者をだしていることです。東大は残念ながら現役合格は出ていませんが、卒業生が2名合格しています。
著名な卒業生
山口高校の卒業生が活躍する分野は多岐にわたり、政界・実業だけにとどまらず学者や文学・芸術、そしてスポーツ界にもその名を知らしめています。
中退となりますがあの有名な詩人「中原中也」も山口高校に籍を置いていました。
56・57代内閣総理大臣の「岸信介」氏や現内閣総理大臣である「安倍晋三」氏の兄にあたる「安倍晋太郎」氏も卒業生の一人です。
作家の「重松清」氏や「国木田独歩」氏など、歴史に名を残す著名人を数多く輩出しています。
まとめ
山口県内第2位の偏差値を誇る「山口高校」の偏差値や概要
山口高校とは
3つの課程とそれぞれのコース
県内第2位を誇る山口高校の偏差値
山口高校の進路
著名な卒業生