早稲田実業高校といえば、東京都都内でトップ10に入る偏差値をもつ進学校です。初等部から高等部まである同校は、センバツ高校野球の強豪としても有名です。100年にもなる歴史を持つ伝統校、 早稲田実業 高等学校の 偏差値 や詳細についてお話しします。
硬式野球の名門校「早稲田実業高校」の偏差値や概要
早稲田実業とは
東京都国分寺市にある「早稲田実業高等学校」は、明治34年に設立された、創立100周年を超える伝統ある男女共学の私立高校です。
小中高と12年間の一貫教育をおこなっています。早稲田大学の係属校ということもあり、早稲田大学への独自の推薦枠を保持しています。早稲田実業の教育方針は、豊かな個性と高い学力と苦難に打ち勝つたくましい精神力を兼ね備えた人物の育成です。
この目的を達成するため、校是には「去華就実」という言葉を掲げています。これは、外見の華やかさを取り払い、実際に世の中の役に立つ人になるという意味があります。この言葉は学校名にも入っている「実業」の精神を育てるということにもつながっています。
校訓には「三敬主義」という言葉があり、「他を敬し、己を敬し、事物を敬す」という意味をもっています。
これは、人生においてすべてのことには敬意をもって向き合うことで、ものごとはその性能をいかんなく発揮し、そこに困難などが起こっても我慢することができるということをあらわしています。
早稲田実業の教育
高等部では2期週6日制で授業を行っています。「体験的総合教育」に力を入れており、夏・冬休みのような長期休暇時期には校外教室を実施しています。
情報社会に役立てるために複数の教科でコンピューターを用いた「情報教育」をおこなったり、ネイティブ外国人講師による英会話などの授業を行うことで、現代社会に対応することのできる「知的好奇心」や、創造性を育む授業を目指しています。
さらには海外研修にも力を注ぎ、自分たちの知識を外国に発信する力や、語学力を高め異文化を体験・吸収させるためのカリキュラムが用意されています。
早稲田実業のコースと偏差値
早稲田実業は小中高の一貫校となっていますので、高校から入学した「外部進学」も、内部進学した生徒と一緒に、1年次よりクラスが混合する「併設混合型」の中高一貫校となっています。
早稲田実業の偏差値は、さすが東京都内トップ10に入るだけあり、75と高めになっています。最低でも72はないと合格圏内には厳しいかもしれません。
コースは特に設けておらず、芸術選択科目(音楽・美術・書道・工芸)によってクラス編成をおこなっています。クラスの平均点が均等になるように心がけています。
スポーツ推薦が強い入試
一般入試では男子80名、女子20名の合計120名が募集定員となります。面接はなく、英国数各100点満点/60分で筆記試験が行われます。
帰国子女の受け入れもおこなっており、先ほどの定員のなかから男女合わせて10名以内とされています。帰国子女であるからといって、入学後に特別学級があるなどもなく、ごく普通に一般入試の生徒と同様に扱われます。
早稲田実業の入試の特色を語る上で避けられないのは「推薦入試」枠です。スポーツ強豪校ということもあり、スポーツ推薦の数には目を見張ります。
当然スポーツだけでなく、文化分野からの推薦も含まれていますが、スポーツ・文化分野+指定校を合わせて60名の枠が用意されています。
その実力からもわかるように、早稲田実業ではスポーツ推薦枠で入学した生徒が一番活躍しています。硬式野球部が最も有名ですが、その他の運動部もかなりの実力を持っていて、ハイレベルな成績を多く残しています。
その結果は卒業生が証明していることでしょう。運動での活動に力を入れたい方にはおすすめの高校といえます。
早稲田実業を卒業した有名人
スポーツ・文化の両方で、早稲田実業は多くの有名人を輩出しています。
スポーツ分野で最も有名なのは元プロ野球選手の「王貞治」さんではないでしょうか?在学中「ハンカチ王子」と呼ばれ、そのルックスの良さと、野球のセンスで話題となった「斎藤佑樹」選手も卒業生です。
卒業生を調べてみるとやはり野球選手の数が多いですが、アナウンサーやプロサッカー選手も多いようです。
また文化系の卒業生としてはタレントの「テリー伊藤」さんや、ミュージシャンである「小室哲哉」さんや「AAA」の「日高光啓」さん、推理小説家の「都筑道夫」さんなどが卒業生にいます。
まとめ
硬式野球の名門校「早稲田実業高校」の偏差値や概要
早稲田実業とは
早稲田実業の教育
早稲田実業のコースと偏差値
スポーツ推薦が強い入試
早稲田実業を卒業した有名人