宇都宮市内にある県立高校で、進学校といえばまず名前が上がると言われているほど高い偏差値を誇る「宇都宮女子高校」は、日本最古の県立の女子高としても有名です。
宇都宮女子高校 を目指す方へ向けた 偏差値 のお話や、進路について詳しくお話しいたします。
宇都宮女子高校を目指すには。偏差値や入試、進路について
高い偏差値を誇る栃木県
首都圏の偏差値は、他府県に比べるとかなり高い数字が並びます。
例に漏れず、首都圏に含まれる栃木県も全体的に偏差値は高めになっています。最高ランクの偏差値が建立の男子校となる「宇都宮高校」で、園偏差値は71程度と言われています。
2番手に続くのは私立の共学校「作新学院高校」の「トップ英進・英進部SⅠクラス」で偏差値70と言われています。
そのあとを追従するのは今回ご紹介する「宇都宮女子高校」です。「宇都宮女子高校」の偏差値は69程度なため上位2校との差は僅差となり、文句なしに栃木の名門進学校と言えるでしょう。
県立高校としては、実質県内2位に位置していることになります。
宇都宮女子高校の合格ラインと倍率
宇都宮女子高校の偏差値は69とのことですが、実際の合格ラインとなる偏差値は66以上あれば合格ラインを越えられる確率がアップします。この点を鑑みて、宇都宮女子高校を目指す方はできるだけ偏差値は67以上をキープできるようにしておくとよいでしょう。
一般入試の倍率は平成29年度で「1.26倍」となっています。この数字はここ数年ほぼ同じぐらいになっていますので、目安にできるでしょう。
参考に過去2年分の倍率もご紹介しておきます。平成28年度で「1.20倍」、平成27年度で「1.27倍」となっています。
宇都宮女子高校の入試
一般選抜入試の定員は約280名となっています。前回の入試である平成29年度では、約313名が受験に挑みました。合格者は248名と言われています。
入試の形式は「一般」と「特色」の2形式で、特色選抜の募集定員は全体の約10%とされています。特色選抜の試験内容は、個別の口頭試問の面接が約20~30分に加え、50分間の小論文(500~600字)となります。
一般選抜は「国・数・英・理・社」の5教科と面接でおこなわれます。学力検査での合格点のボーダーラインの目安は402点程度といわれています。
合格実績からみる偏差値
偏差値も高く、独自のカリキュラムを取り入れ積極的に指導を行っている宇都宮女子高校は、各難関国公立大学や、医学部への現役合格率が大変高くなっています。
もっとも多くの合格者を輩出しているのは「東北大学」です。こちらの大学の偏差値は52~68程度、センター試験の得点率は70~90%となります。
2番手となるのは「宇都宮大学」で、偏差値は45~55程度で、センター試験の得点率は60~74%程度となっています。
「お茶の水女子大学」などへの合格者も多くなっています。
先の話に出てきた「医学部」への合格実績ですが国公立の医学部医学科に現役合格を果たしたのは4名、私立大学で6名となっています。
私立大学では「明治大学」への合格者が最も多く、次いで「立教」「法制」「東京理科大」と続きます。どの大学も偏差値は平均して60程度は必要となります。
今回ご紹介した合格者数は、すべて現役合格のみとなりますので、卒業生の合格者を含むともう少し人数は増えます。
評判の高さは偏差値や成績だけが魅力ではない
上を目指すには偏差値や成績の高さ、特色溢れる独自のカリキュラムなどが魅力ではありますが、宇都宮女子高校の魅力はそれだけではありません。栃木県内でも在校生・卒業生の間でもかなり評判が良い点も倍率を上げている理由となっています。
まず進学校の女子高でありながら制服がないことです。生徒の自主自律を尊重するスタイルとなっているのですが、実際は髪を染めているような生徒はみうけられません。
校則自体あまり厳しくなく、自由な校風が魅力です。大人が押し付けるのではなく自分たちで考えることができる学校づくりがきちんと根付いて受け継がれていっているのです。
施設も充実しており、図書館の広さと美しさにも定評があります。自習しやすい環境が整っているので、自学自習も定着しています。
体育館も2つあるため、進学校でありながら部活動にも力を入れやすく、多くの生徒が部活動をエンジョイしています。若干工程が狭いという意見もありますが、その分体育館をのびのびと使えるということは生徒たちには大変喜ばれています。
まとめ
宇都宮女子高校を目指すには。偏差値や入試、進路について
高い偏差値を誇る栃木県
宇都宮女子高校の合格ラインと倍率
宇都宮女子高校の入試
合格実績からみる偏差値
評判の高さは偏差値や成績だけが魅力ではない