宮城県仙台市青葉区に位置する 東北高校 の 野球部 は甲子園出場の常連校です。その強さは30年にわたり、仙台育英高校と宮城代表の座を争っていることでよくわかります。
宮城の強豪、東北高校の野球部とはどのようなチームなのか、選手たちの 出身中学 や注目選手などを紹介します。
東北の強豪「東北高校」野球部メンバーの出身中学や注目選手
東北高校とは
明治27年に設立された東北高校は、長い歴史をもつ由緒ある男女共学の私立高校です。
小松島と泉の2か所にキャンパスを設け、5つの学科を設けています。
それぞれの偏差値は以下のようになっています。
- 小松島キャンパス 創進コース57・文理コース45・文教コース39
- 泉キャンパス 文教コース39・総合コース39・スポーツコース41
卒業生には野球選手が多い
東北高校といえば、MLB・シカゴ・カブス所属の「ダルビッシュ有」選手を始めとする、多くの野球選手を輩出しています。
現役選手では東京ヤクルトスワローズ所属の「雄平」こと「高井雄平」選手も東北高校の卒業生です。
「ハマの大魔神」の異名を持つ「佐々木主浩」さんなども卒業生として有名です。
東北高校野球部の基本情報
東北高校には硬式野球部と軟式野球部の両方があります。
今回ご紹介している硬式野球部は泉キャンパスでの活動となります。
ちなみに東北高校の野球部は男子も女子も活動しています。部員数は男女合わせて常時80人以上を誇り、練習は主に「泉キャンパス野球場」で年末を除く週6日行われています。
選手一丸となり、甲子園出場・甲子園での優勝をめざし日々精進しています。掲げた目標は「日本一」そして「全国制覇」です。
東北高校野球部の監督
東北高校野球部の「我妻敏」監督は、昭和57年、宮城県生まれです。
ご本人も高校時代に野球部員として2年、初の選抜大会への出場を果たしています。3年になった時には主将を務めるほどの実力・人望の持ち主でした。
平成17年に東北高校のコーチに就任。平成20年に監督を務めることとなり現在に至ります。
監督就任の翌年、平成21年にチームを甲子園出場へと導いたのち、監督職を一度退きましたが平成25年に再度監督として返り咲きます。
そして平成28年、7年ぶりに東北高校を宮城代表へと導いた、期待と注目を集めている監督です。
注目選手
東北高校野球部でいま最も注目を集めているのは180cm・80kgという恵まれた体格の持ち主、背番号1番の「葛岡仁」選手です。
切れの良い速球、美しい投球フォーム。力強く大きく振り上げる腕から伸びるボールは勢いのある見事な速球となり相手チームを脅かします。かと思えば鋭く落差のあるスライダーをうまく使いこなすという天才肌です。
もう1人の注目選手は、「走・攻・守」と三拍子がそろった背番号6番の「杉澤龍」選手です。魅力は50mを6秒台で駆け抜けることができすその俊足。
そして高校通算40本を超える本塁打に記録を持つ強打者なところです。その潜在能力は高く評価され、1年の春からベンチ入りしているほどです。
平成30年夏季宮城大会メンバーの出身中学
二人の注目選手を含む、平成30年夏季宮城県大会出場メンバーの出身中学をご紹介しましょう。
- 背番号1 葛岡仁(投手・3年)栗原市立栗駒中学校(宮城県)
- 背番号2 阿部真大(捕手・3年)仙台市立加茂中学校(宮城県)
- 背番号3 中村紘大(内野手・3年)登米市立中田中学校(宮城県)
- 背番号4 西田陸浮(内野手・2年)枚方市立楠葉西中学校(大阪府)
- 背番号5 岩沼和希(内野手・3年)仙台市立長町中学校(宮城県)
- 背番号6 杉澤龍(内野手・3年)小坂町立小坂中学校(秋田県)
- 背番号7 奥田惇人(外野手・3年)仙台市立郡山中学校(宮城県)
- 背番号8 伊藤康人(外野手・2年)利府町立利府西中学校(宮城県)
- 背番号9 松本翔大(外野手・3年)仙台市立高砂中学校(宮城県)
控えの選手を入れると全部で20名になるのですが、そのうち15名が宮城県内出身の選手となっています。
岩手県や秋田県、静岡県をはじめ、遠方では大阪府や兵庫県などからも選手が集まっていますが、近年は県内出身の選手がレギュラーの多くを占めています。
まとめ
東北の強豪「東北高校」野球部メンバーの出身中学や注目選手
東北高校とは
卒業生には野球選手が多い
東北高校野球部の基本情報
東北高校野球部の監督
注目選手
平成30年夏季宮城大会メンバーの出身中学