「東京都教育委員会」管轄で、東京都が設立している 都立高校 は、現在181校存在します。そこで今回は、181校の中から、私立・国立にも負けない高い 偏差値 を誇る、名門都立高校を10校ご紹介してみましょう。
高校受験の学校選びの参考にぜひしてみてください。
偏差値が高い都立高校10選+注目したい都立高校2選!(前編)
都立きっての高偏差値を誇る名門「日比谷」「西高」「国立」
都立高校で高い偏差値を誇る3強といえば、旧1学区の「日比谷高等学校」、旧3学区の「西高等学校」、そして旧10学区の「国立高等学校」です。この3校の偏差値はおよそ75~72と言われており、かなり高い数値を出しています。
関東の私立名門校として名高い「早稲田実業」や「慶応義塾」にも引けを取らないレベルといっても過言ではありません。
3校とも国公立大学への現役合格を目指し、学業に励む反面、部活動や行事にも積極的に参加する生徒が多く、勉強だけではないことをさまざまな結果が証明しています。
3校に共通するのは「文武両道」を重んじていることではないでしょうか?大半の生徒が部活動に参加しているという点に、勉強だけではない大切な何かを学べる煌々としての魅力を感じることができるでしょう。
日比谷高校は剣道部が全国大会レベル、水泳部もインターハイへの出場を果たしています。西高はアメリカンフットボールの強豪校として関東大会の常連出場校となっています。国立高校は都内ではじめて高校野球で甲子園出場した経歴を持っています。
生徒の自主性を重んじることで、自ら学習する意識を高めていることがこの3校に共通している魅力でもあります。
都立高校2番手でも偏差値70を超え「戸山」「立川」「八王子東」
上位3校には劣るものの、それでも偏差値70越えを果たしているのは、旧2学区にある「戸山高等学校」、旧8学区の「立川高等学校」、旧7学区の「八王子東高等学校」の3校です。この3校の特色といえば独自性に溢れたカリキュラムです。
戸山高校は「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されているため、理科系の大学から大学教授を講師として招いた、SSHの講演会を年に数回開催しています。
これとは別に東大教授や医師・弁護士、それ以外にも大使や検事総長などの各界で活躍する名高い著名人である卒業生を講師とした講演会も2~3か月に一度行われています。
2002年に「進学指導重点校」に指定された立川高校は、授業内で難関の国立大学への進学を意識したカリキュラムを組み、「高大連携」と称された大学の講義を受講することで、進路・進学のイメージを、より掴みやすくする試みも行っています。
八王子東高でも、土曜授業を年間30回も実施するほどの徹底した難関国立大学を目指す進路指導を行っています。2015~2017年まで「理数イノベーション校」として指定されていたこともあり、JAXAや東大・京大の教授陣による特別講義も実施されています。
教師がおこなう「数学の極みシリーズ」は、授業では扱わない範囲の数学の指導をおこなったり、オンライン英会話を取り入れた語学教育のカリキュラムも魅力です。
まとめ
偏差値が高い都立高校10選+注目したい都立高校2選!(前編)
都立きっての高偏差値を誇る名門「日比谷」「西高」「国立」
都立高校2番手でも偏差値70を超え「戸山」「立川」「八王子東」