富高(とみこう)の愛称で親しまれている「 富岡高校 」は、群馬県は富岡市にある全日制と定時制を設置している県立高校です。
県立高校ですが男子校として運営されている「富岡高校」とはどのような高校なのか、 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
新たな幕開けを果たした「富岡高校」の偏差値や概要
富岡高校とは
明治30年に群馬県尋常中学校の「甘楽分校」として創立されたのは富岡高校の歴史の始まりです。
3年後となる明治33年に「群馬県富岡中学校」として独立を果たし、昭和23年に現在の学校名となる「群馬県立富岡高等学校」として生まれ変わりました。この時は男子校として運営されていましたが、昭和25年には男女共学制になっています。
しかし時を経た昭和44年にはまた男子のみと変更し、平成30年度になるまではそのまま男子校として運営されてきました。
平成30年となる今年になぜ突然共学化されたのか。それは「群馬県立富岡東高等学校」との統合が理由となります。今年度より「新・富岡高校」として歩き始めたのです。
男女共学になった富岡高校
長きにわたり男子校として運営されてきた富岡高校は、先にもお話ししたとりい今年度より男女共学に生まれ変わりました。
そのため今年度に限り全日制に属する3年生のみが男女別クラスとされています。これはカリキュラムの関係上いたしかたないと学校側は発表しています。
変わりゆく新・富岡高校
学校の統合により、大きく変化したのは学生の数です。現在は全日制のクラスは全学年合せて20クラスとなっています。1年生6クラス、2~3年生はそれぞれ7クラスとなります。そこに加えて定時制のクラスが1学年につき1クラスで、合計4クラスとなります。
カリキュラムの組み直しや、生徒保護者への対応などもさることながら、新たなことへの挑戦をおこなう姿勢には評価が集まっています。それが今年度より導入された難関国公立大学への合格を目指すコース制の導入です。これは2年次より導入されることとなっています。
今まで以上に生徒ひとりひとりの希望や個性に合わせ、幅広い進路希望に対応できるよう学校も変化を求めらていたのです。それを統合というきっかけを期に実現することとなりました。
現在の進路実績も入学希望者には重要ですが、このことにより今後の進路実績にも注目が集まります。
富岡高校の偏差値
高い志を持ち、目標に向けて充実した高校生活を送ることをモットーとしている富岡高校の偏差値は56となります。群馬県内の公立高校143校の中では19位となりますのでまずますといった数字です。
ただし群馬県の県立高校のレベルは非常に高いため、今後どこまでこの数字を伸ばせるかに期待が寄せられています。それは富岡高校では近年、理数系の教育に大変力を入れているからです。
それに加え、オリジナルの進路指導プログラムとなる「黒門プロジェクト」を策定、そして学習支援の「サクセスシステム」や進路意識高揚策となる「ドリームプラン」を組み合わせることで、生徒たちの希望の進路実現までの指導をスムーズにし、かつ効果的におこなっています。
カリキュラムの変化や統合にあたっての変化や改革は今後の偏差値にも反映される可能性があります。
進路実績も今後に注目
富岡高校の公式サイトに発表されている平成28年度卒業生の進路実績をみると国立では「群馬大学」への合格者を群を抜いて多数輩出しています。
公立大学ではこちらも地元・群馬県は高崎市にある「高崎経済大学」への合格者が2桁を超えています。
どちらかといえば私立大学への実績の方が高く、2桁を超える大学には「日本大学」や「東洋大学」「千葉工業大学」など他にも多数の大学が名を連ねています。
この年度で最も合格者数が多いのは「高崎健康福祉大学」となりますが、ここまでに名前のあがった大学への合格者数とは僅差となります。
ここまでで繰り返しお話しているように、統合されたことで新たな歴史を刻み始めましたので、今後の進路実績にもどのような影響が起こるかに注目が集まっています。
まとめ
新たな幕開けを果たした「富岡高校」の偏差値や概要
富岡高校とは
男女共学になった富岡高校
変わりゆく新・富岡高校
富岡高校の偏差値
進路実績も今後に注目