年々TOEICは、シェアを広げており多くの企業の採用の際にも判断する指標とされています。そのため大学の受験時にも TOEIC の 点数 が合格に影響を与えるようになりました。
では各大学の受験時の評価としてのTOEICの点数がどれくらいなのかなどについてご説明します。
各大学の受験時のTOEICの点数はどれくらい必要なのか
TOEICは
TOEICは、英語のコミュニケーション能力を測定するテストですが、2016年の5月に新しく内容が変更となりました。従来のテストである旧のTOEIC(R)は、TOEIC(R)Listening&Readingと名称が変更になりました。
TOEICの点数のレベルとは
レベルEは、10点以上で評価としては最低限のコミュニケーションができるまでには至っていないというものです。
レベルDは、220点以上で最低限の通常生活でのコミュニケーションができるという評価です。
レベルCは、470点以上で日常生活でのコミュニケーションやニーズは充足しており、業務上のコミュニケーションが限られた範囲内では可能とう状態です。600点以上取れると就職活動で新卒者が、アピールにも使用できるレベルです。
レベルBは、730点以上で適切なコミュニケーションがどのような状況でもできるという素地ができたと評価されます。800点以上であれば、外資系の企業への就職や転職、また海外赴任の対象者にも入れますし、社内の異動でも国際事業部などへの候補となれます。
レベルAは、860点以上で十分なコミュニケーションがNon-Nativeとして可能であると評価できます。もし900点以上取れれば、高い英語力がどの方面においても誇示できます。
学生に各大学が求めるTOEICの平均スコアとは
大学受験で国立大学を目指した人は、入学時には470点程度のスコアは取得している、またはできるということです。
例えば、教育学部の英語レベルでは725点で、医学部の(医)は649点です。そして法学部(昼)は538点で歯学部(歯)は518点、文学部人文では509点です。さらに総合科学部では、489点、工学部(二)は446点です。
TOEIC700点が取れていれば、上位の4%に入れることになります。また教育学部英語文化系コースの学生達の平均は、2年次の11月には平均800点獲得しているようです。
各大学の点数レベルは
例えば埼玉大学は、平成22年度は全員受験して平均が入学時には411点で、2年次は477点でした。
また千葉大学の平成17年の一部学生の受験となりますが、偏差値が 70の医学部から偏差値が55の教育学部の大学生では各学部の平均のスコアは次のような結果でした。
医学部が636点、薬学部が599点、文学部が548点、法経学部が544点でした。また教育学部は531点、理学部は518点、工学部は511点、園芸学部は504点、看護学部が499点でした。
そして広島大学は、平成23年に1年次が5月に全員受験し入学当時のスコアとしては、全体平均が472.2点だったということです。
各企業が学生に求めるTOEIC平均のスコアとは
学生を企業が採用する時点で求めているTOEICの点数平均というのは、年々上昇する傾向がありますが、550点から600点だと言われています。
このレベルであれば、就職してからも伸びるだろうということから希望している点数です。そこで大学も学生に求めるTOEICの平均スコアは、高くなっているのです。
全大学生の平均点は、2011年度のTOEICのテストでDATA&ANALYSIS 調べでは、494校の411,085名 の平均点としては、447点です。Listeningは、250点でReadingが197点となっています。
ちなみに上位は、上智大学国際教養学部が938点、国際教養大学は920点、東京外国語大学外国語学部英語学科は877点、国際基督教大学は874点、一橋大学大学院法学研究科が823点、東京大学大学院生(文系)が800点となっています。
最近では、職場で役立てたいという方に対してTOEIC のSpeaking&Writingテストというものもあります。TOEICのリスニングやリーディングの試験とは違いTOEICの S&Wでは、試験にメールの作成や電話での応答を想定したものが実施されるとのことです。
まとめ
各大学の受験時のTOEICの点数はどれくらい必要なのか
TOEICは
TOEICの点数のレベルとは
学生に各大学が求めるTOEICの平均スコアとは
各大学の点数レベルは
各企業が学生に求めるTOEIC平均のスコアとは