TOEIC は学生から社会人まで多くの人が受験しますが、その スコア 分布 からは社会人の方が学生より平均点が高いことです。
社会人として働く場合、英語を使う業務であれば、そのスコアは800点以上、また、使用しない業務であっても600点以上の取得が必要になるようです。
TOEICのスコア分布から何がわかるの?
TOEICとは
英語以外を母国語とする人を対象に、英語コミュニケーション能力をみる評価試験がTOEICです。国際コミュニケーション英語能力テストの略称です。
TOEIC試験の運営を担当しているのが国際ビジネスコミュニケーション協会です。TOEICは10~990点のスコアで評価される試験(リーデイング100問、リスニング100問の計200問)です。
リスニングセクションは写真描写(6問)、応答(25問)、会話(39問)、説明文問題(30問)で構成されています。リーデイングセクションの構成は、短文穴埋め(30問)、長文穴埋め(16問)、読解問題(54問)です。
今回は、TOEICのスコア分布についてお話します。
TOEICを受験する人は、留学希望学生や就活のため、また、仕事・スキルアップのためなどの目的をもっています。業務で英語を使用している企業が約75%になっています。
企業では採用時にTOEICスコアを参考にするところが増えてきており、昇級・昇格などにも活用されています。
2015年度のTOEICスコア分布では、600点付近を中心に正規分布になっています。600点未満の人が約55%、600~800点が約35%、800点以上が約10%になっています。
第221回TOEIC平均スコアは、リスニング319点、リーデイング260点の計579点で、第222回TOEIC平均スコアは、リスニング313点、リーデイング267点の計580点となっています。
そのスコア分布からは、学生より社会人の平均点が高い傾向がみられます。社会人は英語にふれる時間が長いことが要因になっています。
海外勤務の人は高スコアですが、社会人の年齢上昇とともにTOEIC平均点は下がるようです。学生の中でも小学生のTOEIC平均点は高い傾向にあります。就活時に提出する履歴書には資格TOEICを記入できます。
その際、業務上、国際部門などで英語を使用する仕事の場合は、スコア800点以上が必要となるようです。英語を使用しない仕事の場合でも、600点以上の取得が望まれます。
TOEICは全世界で受験されていますが、その受験者数は日本・韓国人で約8割(2013年度)を占めています。TOEIC平均点(850点以上、2013年度)の高い国は、インド、バングラデシュなどです。
TOEICの対策
TOEIC点数のアップ方法としては、はじめに、外国人とコミュニケーション環境をもった英語優先の生活をすることです。徹底的に過去問題を解いて基礎レベルのアップも必要です。
TOEICのセッションごとの試験対策や時間配分などを考えます。リスニングのために、外国人とのコミュニケーションが大事になります。TOEIC対策のスクールも一案です。
TOEICスコアについて
スコアの判定は、①レベルA:十分なコミュニケーションが可能(860点~)、②レベルB:適切なコミュニケーションができる素地がある(730~855点)、③レベルC:限定された範囲以内で業務上のコミュニケーションができる(470~725点)、④レベルD:普通の会話で最低限のコミュニケーションができる(220~465点)、⑤レベルE:コミュニケーションができていない(~215点)などがあります。
TOEICスコア700~990点は、高いスコアだと感じている人が多いようです。TOEICスコアが500点以下の人は、英単語、文法、音法などの基礎的スコアの習得が必要です。
600点台の人はリスニングの充実、700~900点台の人はリーデイング・スピーキングなどのさらなる習得が求められています。
TOEIC関連試験
TOEIC Bridgeは初・中級レベルのTOEIC姉妹版で、民間企業で英語能力測定のために開発されました。
スコア20~180点で評価されます。会話・作文能力を評価するためにTOEIC、TOEIC Bridgeとは別に、TOEICスピーキング/ライテイングテストがあります。
プレゼンテーション、Eメールや論文の作成問題などで構成されています。
同テスト130~140点は、TOEICスコア700~750点に相当するようです。
まとめ
TOEICのスコア分布から何がわかるの?
TOEICとは
TOEICの対策
TOEICスコアについて
TOEIC関連試験