TOEICは日本において就職や企業、大学などの場で多く利用されている英語力測定試験です。英語のコミュニケーション能力を検定するもので、英語を母語としない人たちに対して行います。 TOEIC の試験問題や 時間 、概要などについてご紹介します。
国内で利用されるTOEICの問題や時間、勉強法について(前編)
TOEICの概要
TOEICはアメリカの教育試験サービス(ETS)が開発し運営しています。TOEICの他にTOEFLも行っています。2012年に全国150箇所で実施され700万人が受験しました。あくまでも実力測定試験であり資格や免許ではありません。
非英語圏では就職の時や人事評価の際に使用されることがあります。国内の大学や大学院では英検やTOEFLと同じくTOEICが英語能力の判定に用いられることがあります。日本では年10回、80都市においてTOEIC公開テストを行っています。
テスト問題について
リスニング100問を45分、リーディング100問を75分の合計2時間で200問を解答します。問題用紙は全て英語で書かれ解答方法の指示が放送で流れますが、これも全て英語です。そのため事前に問題形式を確認しておく必要があります。
結果は合格、不合格でなくスコア得点で表示されます。英検のように級でわかれている訳でなく全員が同じテスト問題を解きます。495点と495点の合計990点が満点になります。難易度は英検の1級よりも易しいといわれています。
問題は日常生活やビジネスシーンを題材とするものが多いです。企業の75%が英語を使用しているからです。TOEICは幅広くコミュニケーションを行う能力を図る目的で作られています。管理職の昇進や海外赴任の条件にTOEICのスコアが必要になる場合もあります。
テスト問題の構成について
聞き取り(リスニングセクション)
- 100問あり時間は45分です。問題は4つにわかれています。
写真描写問題
- 1枚の写真をみてその写真について説明されていることを4択式で選びます。計6問です。
応答問題
- 質問が英語で放送されます。その答えを3文のうちから1つ選びます。計25問です。
会話問題
- 2人が会話をしています。その会話について質問があるのでその答えを4択式で選びます。計39問あります。
説明文の問題
- ナレーションを聞いてそれについての質問が放送されるので適切な選択肢を4択式で行います。計30問あります。
読解(リーディングセクション)
- 100問あり時間は75分です。リスニングの終了と同時にリーディング開始です。
短文穴埋め問題
- 短文の一部が空欄になっており、そこに入る語句を4択式で選びます。計30問です。
長文穴埋め問題
- 長文の中に複数の空欄があり最も適した語句を4択式で選びます。計16問です。
読解問題
- 広告、新聞記事、手紙などを読みそれについて質問があります。文書が1つのものが29問、読解する文書が2つか3つのものが25問あります。それぞれ4択式です。
TOEICは2006年より再構成されました。以前の北米の発音重視から米国、カナダ、英国、オーストラリア、ニュージーランドの発音が採用されました。その他問題の中身が少しだけ変わっています。
まとめ
国内で利用されるTOEICの問題や時間、勉強法について(前編)
TOEICの概要
テスト問題について
テスト問題の構成について