栃木県栃木市に位置する「 栃木高校 」は栃木県内でも屈指の進学校です。全日制の普通科の公立高校として122年となる長い歴史を歩んできました。
栃木の名門公立高校「栃木高校」の 偏差値 はどれぐらいなのか、どのような学校なのかについてご紹介します。
122年の歴史を持つ進学校「栃木高校」の偏差値と概要
長い歴史を誇る「栃木高校」とは
「栃高(とちたか)」の愛称で親しまれている「栃木高校」は明治29年に設立された「旧制栃木県尋常中学校栃木分校」が前身となります。
本来は男女共学の高校とされていましたが女子生徒は夜間部のみとされていることから、「栃木高校」は実質「男子校」として扱われています。栃木市入舟町にある学校はもともとは栃木県庁構内に存在していました。
その名残は今も残されており、校舎とグラウンドの間や学校の東側には県庁のお堀が残されています。
「発展する伝統進学校」を目指した学校づくりでは、時代に即したリーダーの育成を目指し、社会の動向に正しく対処することができる有意な人材の育成に力を注いでいます。
栃木高校の偏差値と教育
平成24年に「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」に指定されている栃木高校の偏差値は66です。これは栃木県内ではベスト8位に位置する高い偏差値となります。
栃木県内の公立私立の高校を合わせると193校ほどありますので、この数字がいかに素晴らしい数字であるかがみえてきます。
コースは普通科のみとなっており、1年次は共通のコースで、2年次には文系コースと理系コースの二つに振りわけられます。
3年次には文系はAコースとBコースにわけられ、そこに理系コースが加わり3分類されることとなります。
生徒たちに対しては、常に自ら学ぶ姿勢を意識させることで希望の進路実現を図っています。しかし勉強だけではなく、心身ともに健康であることも重要であると指導しています。
健康な心身を持っているからこそ、視野の広い調和のとれた人材になりえると強調しています。その結果、さまざまなシーンで活躍、貢献できるような努力を惜しまない精神・態度を養います。
栃木高校の進路
栃木の名門進学校として名高い栃木高校ではそれぞれの学年で目標を定め、その目標を実現するための指導計画が綿密に計画されています。その計画が実践されることで、3年間の係属指導を行う形をとっています。
「残留学習」という自主的学習や「養正寮自習室」を用意し、学校の指導方針でもある自学自習の精神を自然と身に着けることができます。その結果は進路実績にも顕著にあらわれています。
国公立大学の合格者は平成30年度が145名、平成29年度が144名と毎年かなりの生徒が国公立大学への進路を決めています。私立大学でも平成30年度は461名が、平成29年度には410名が合格しています。
合格実績をみるとやはり地元の国立大学となる「東北大学」への合格者が目立ちます。平成30年度の実績だけでみると他には「東京大学」へ4名、京都大学にも2名が合格の切符を手にしています。
私立大学でも早稲田や慶応への合格者を輩出しています。なかでも明治大学への合格者が多いところにも注目です。
才能と可能性を発見する多くの部活動
栃木高校の部活動は運動系が16個、文化系が同好会を含め21個と生徒それぞれの個性を伸ばせるように多く選択肢が用意されています。
その実績も輝かしく、陸上部は過去にインターハイ出場の経験があるほどの実力を持っています。
また文化系では「演劇部」の評価が高く栃木県内のブロック大会進出だけでなく、栃木県大会では舞台美術賞を受賞するほどの実力を保持しています。
チャレンジする精神を大切にする校長の考えどおり、勉強だけでなく部活動を通じて、多くの才能や可能性を掘り出していくことに尽力し続けています。
まとめ
122年の歴史を持つ進学校「栃木高校」の偏差値と概要
長い歴史を誇る「栃木高校」とは
栃木高校の偏差値と教育
栃木高校の進路
才能と可能性を発見する多くの部活動