栃木県佐野市に位置する「 栃木県立佐野高等学校附属中学校 」は、男女共学、併設型の中高一貫校です。
平成20年に開校した付属中学としての歴史はまだ浅く、これからが期待できる学校です。
栃木県立佐野高等学校附属中学校とはどのような学校かについてご紹介しましょう。
学校生活の満足度が高い「栃木県立佐野高等学校附属中学校」
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明治32年から続く歴史に新たに刻まれる付属中学
佐野高等学校の歴史は明治32年に設立された「第四中学校創立期成会」から始まりますが、実は付属中学については平成20年に開校したばかりです。
しかし長きに培った歴史のなかから誕生した付属中学は、歴史が浅いとはいえ侮ることはできません。
もともと、佐野高等学校自体は男子校として100年以上に及ぶ歴史を刻んできました。
ですが、付属中学校開校に伴い、男子校としてのその長い歴史に幕を下ろし、男女共学として中高一貫教育を行う学校として生まれ変わりました。
佐野高等学校附属中学校とは
栃木の県立中学校として歩み始めた佐野高等学校附属中学校。最寄駅はJR東日本の東武鉄道「佐野駅」より徒歩8分というアクセスの良さがまず魅力にあげられます。
高校のほうの通称は「佐高(さこう・さたか)」ですが、佐野高等学校附属中学校は「佐附中(さふちゅう)」と呼ばれることが多いようです。
佐野高等学校附属中学校への入学選考は各小学校の在学時における「学習や生活の記録」や「適性検査」「作文」「面接」などの結果から候補者を選定するスタイルを取っています。
学区は佐野市内のみならず栃木県内全域となり、遠方から通う生徒も見受けられます。募集定員は男女合わせて105名程度となりますので規模はあまり大きくはありません。
佐野高等学校附属中学校の偏差値
佐野高等学校附属中学校の偏差値は55と言われています。
栃木県内の私立・国公立の中でトップとなる偏差値が私立「幸福の科学学園中学校」の65となりますので、上位グループ程度に配置するレベルの高さです。
ちなみに佐野高校のほうの偏差値も55となっており、こちらは県内で38位に位置しています。
佐野高等学校附属中学校の進路
大半の生徒が内部進学で佐野高校へと進路を進めます。ちなみに内部進学者のことは「中入生」と呼んでいます。
学年に寄りますが、毎年数人程度は外部進学を希望する生徒もいます。スポーツ関係であったり、私立の進学校などが進路先としてあげられます。
高校からの外部進学者は「特色選抜」と呼ばれる方式で選定され、55名が入学を許可されることとなりますので、高校には内分進学者のほうが圧倒的に多くなります。
栃木県内で評価が高いその理由とは在校生・卒業生ともに、佐野高等学校附属中学校への評価は大変高く、その高さは栃木県内ベスト5に入るレベルです。どのあたりに魅力の高さを感じているかをみてみましょう。
学習面、進学面、施設面とどれも高い評価を得ていますが、みなさん口をそろえてこう評価とするのは学校生活に関する部分です。
「いじめの少なさ」や「校則」「制服」という3つについてはよそを追従させない勢いで高評価を獲得しています。
佐野高等学校附属中学校の制服
制服のデザインは佐野高校の生徒とほぼ同じですが、佐野高等学校附属中学校のほうは「佐高」と記された文字の下に「附属中」と入っています。
女子は基本はセーラー服スタイルです。夏はシャツにリボンを合わせて、冬はそれにジャケットを羽織るスタイルとなります。
男子は一般的な詰襟の学ランスタイルです。夏場はシャツをズボンにインしなくても済むタイプの半そでシャツのため、涼しくて生徒たちにも好評です。
その人気の高さは県内2位という評価が物語っています。
中高一貫のメリット、施設の充実度
歴史の長い佐野高校であることから、施設が古いという意見は否めませんが、高校の施設も付属中学の生徒が利用することができることは、大変なメリットとなります。
一般的な中学校だけでは補うことができない規模の施設の豊富さには注目です。
蔵書数約3万5千冊を誇る図書室や、第一体育館・第二体育館、グラウンドも2つ設置されています。
県内でも数少ない50mプールもあり、運動面に関しての充実ぶりは県内1・2を争ってもおかしくないレベルといえるでしょう。
まとめ
学校生活の満足度が高い「栃木県立佐野高等学校附属中学校」
明治32年から続く歴史に新たに刻まれる付属中学
佐野高等学校附属中学校とは
佐野高等学校附属中学校の偏差値
佐野高等学校附属中学校の進路
栃木県内で評価が高いその理由とは
佐野高等学校附属中学校の制服
中高一貫のメリット、施設の充実度