奈良県奈良市に位置する 帝塚山大学 は昭和39年に設立された私立大学です。開校当初は全国唯一の「女子教養学部」があることで話題になりました。現在は学部や学科も増え男女共同の私立大学として歴史を刻んでいます。
今回は、帝塚山大学の 偏差値 や概要についてご紹介します。
奈良県最大の文系総合大学「帝塚山大学」の偏差値や魅力
帝塚山大学とは
冒頭でお話ししたとおり、帝塚山大学はもともとは女子単科大学として昭和39年に開設しました。
当時の学部は教養学部のみでしたが、昭和63年に経済学部が設置されたことを期に男女共学の私立大学へと変更されました。
現在は6学部9学科となり、奈良県下最大の文系の「総合大学」にまで発展しました。
進化し続ける帝塚山大学は、充実した施設を武器に、クオリティの高い学習環境を整えることに成功しました。
なかでもキャリアプランや資格取得には力を入れており、大学だけではなく、大学院への進学も視野に入れるなど、個々の学生の幅広いニーズに対応できるよう尽力しています。
帝塚山大学と帝塚山学院大学
帝塚山と聞くと、関西在住の方は大阪の「帝塚山」をイメージすることが多くなります。
「帝塚」「帝塚山」などの呼称で話すと、大阪か奈良かどちらかわからなくなる場合もあります。簡単な違いをあげると大学の正式名称が異なります。
今回ご紹介している「帝塚山大学」が奈良県にある大学で、大阪の帝塚山にあるのは「帝塚山学院大学」となります。
帝塚山大学の経営母体となる「学校法人帝塚山学園」の創立に、大阪の「帝塚山学院」が関わったともされていますが、基本的には別法人となりますので、大学同士にも関連性はありません。
帝塚山大学の学部とそれぞれの偏差値
6学部9学科となる帝塚山大学のそれぞれの学部がどれぐらいのものかをランキング形式でご紹介します。
第4位 偏差値40 経営学部(定員数120名)
第3位 偏差値41 法学部(定員数95名)経済学部(定員数95名)
第2位 偏差値43 文学部(定員数190名)
第1位 偏差値43 現代生活学部(定員数290名)心理学部(定員数100名)
文系総合大学だけある偏差値ランキングとなりました。
みていただいてわかるとおり、帝塚山大学は基本的に少数精鋭で学生数が3,000名を少し超える程度の規模が小さめの大学です。
それぞれの学部と学科の概要
文学部には「日本文化学科」と「文化創造学科」の学科が設置されています。それぞれに伝統性や国際性、そして現代社会性を加えた学問を追求しています。今後の予定では「日本創生デザイン学科」も設置されます。
経済学部は「経済学科」のみで、「経済社会」「金融経済」「経済情報」「世界経済」の4つのコースのなかで、日本だけでなく世界の経済の仕組みを理解したり、それらにかかわる問題解決能力をもつ人材の育成を目指しています。
経営学部は「経営学科」のみで、「経営(企業経営、観光経営)」と「会計」そして「情報」の3つのコースを設け、ビジネスの世界の最前線で即戦力となる人材を輩出するための資格取得を目指しています。
法学部は「法学科」のみで、「公務員」「企業」「暮らしの法」という3つのコースでそれぞれの専門性の高い学問を習得します。法学の基礎知識から徹底的に学び、さまざまな問題解決につなげることに不可欠な「政策的思考能力」を養います。
心理学部は「心理学科」のみで、「臨床・発達」「健康・スポーツ」「社会・応用」そして「実験」からなる4つのジャンルの心理分野を学びます。現代の人間社会が抱える多くの問題を、人間の行動や心理面から徹底的に研究し、問題解決ができる能力を養います。
現代生活学部には「食物栄養学科」「居住空間デザイン学科」「こども学科」の3つの学科があります。
現代社会で生きる私たちの真に豊かな生活とはどのようなものか、それらの実現を目指すべく、「食物栄養学科」では臨床栄養に強い管理栄養士の育成を、「居住空間デザイン学科」では、文化や芸術、技術や設計にデザインのような多くなジャンルでの幅広いカリキュラムを学びます。
「こども学科」では、これからの日本を担う未来ある子どもたちの成長や発達をいかにサポートできるかを学び、どのように子どもたちを導くことができるのかを理解し、それらを満たすための実践力豊かな人材の育成を目指しています。
まとめ
奈良県最大の文系総合大学「帝塚山大学」の偏差値や魅力
帝塚山大学とは
帝塚山大学と帝塚山学院大学
帝塚山大学の学部とそれぞれの偏差値
それぞれの学部と学科の概要