東京都武蔵村山市に位置する「 拓殖大学第一高校 」は語学教育に熱心なことで注目を集めている男女共学の全日制私立高校です。「拓一」の通称で親しまれています。
偏差値 の高さと独自の教育カリキュラムが人気を集めている拓殖大学第一高校とはどのような学校でしょう。
国際理解教育に定評あり「拓殖大学第一高校」の偏差値や概要
拓殖大学第一高校とは
「心身ともに健全で、よく勉強し、素直で思いやりある青年を育成する」この言葉を教育指針に掲げている「拓殖大学第一高校」は、昭和23年に開設されました。
広大な敷地と、自然豊かな緑あふれる環境に恵まれた学び舎で、生徒たちはのびのびと学業にいそしんでいます。
教育指針となるこの言葉には、多くの生徒がそれぞれに未来を切り開くための力をぜひ身につけてほしいという学校側の願いが込められています。
その揺るぎない方針を基盤として、希望する大学への進学を、さらにその先の未来を見据えて教育をおこなっています。
平成30年度の生徒数は1,300名を超え、名実ともに人気ある名門進学校としてその名を広めています。
拓殖大学第一高校の偏差値と設置学科
拓殖大学第一高校には「普通コース」と「特進コース」があります。それぞれの偏差値は「普通コース」が61、「特進コース」が68となっています。
どちらも大変高い偏差値となっていますが、東京都といえば高偏差値の学校が多く集まっています。
そのため68と夜会偏差値を誇る「特進コース」でも都内では54番目となっています。ちなみにわずか6ポイント少ないだけの「普通コース」の場合は163位となります。
このランキングからいかに都内の高校の学力が高いかが伺えます。それでも拓殖大学第一高校も大変高い偏差値をもっていますので、名門の進学私立高校といえます。
「普通コース」では難関私立大学をはじめとする、生徒の希望進路に幅広く対応できる指導をおこないます。
選択科目によって私立大だけでなく、国公立大学の受験にも対応できるカリキュラムが用意されています。
「特進コース」は、いわゆる小人数編成の「少数精鋭」となっています。ハイレベルなカリキュラムを組むことで、国公立大学への現役合格100%を目指します。
語学教育に強い「国際理解」
語学教育に定評がある拓殖大学第一高校では「国際理解」という教育がおこなわれています。積極的な国際交流をおこなうことで、他国への理解を深めていきます。
その結果、多様な国際感覚を身に着けることを目的としています。
希望参加によるニュージーランドの南島での3週間にわたる夏期語学研修、そこからさらに発展させるための1学期間(10週間程度)に及ぶオーストラリアの現地高校へのターム留学などを経て生きた英語に触れ、現地の文化を肌で感じ学んでいきます。
希望者だけではなく、修学旅行でも多彩な国際理解教育はおこなわれています。
2年生の3月に実施される修学旅行では、生徒それぞれの希望選択型を取り入れています。
平成25年度には「オーストラリア(シドニー)」、「マレーシア&シンカボール」、「台湾」から選択することができました。
自らどこに行くかを選択することによって、与えられる学習から、積極的に学ぶ学習へと変化することを狙っています。
その他にも「交換留学」や「海外留学生の受け入れ」などをはじめ、中国語やスペイン語などの選択授業を取り入れ、将来、幅広い分野の国際人として活躍できるための語学力とセンスを身に着ける機会を多く提供しています。
拓殖大学第一高校の進路
平成30年度の進路実績の合格者数をみると、国公立・私立では私立大学への合格者のほうが多い印象を受けます。
拓殖大学第一高校では、「難関国立」のみにこだわらず、生徒の希望や能力、適性を考え、それらを伸ばすためのクオリティの高い授業展開をおこなっているからです。
国公立大学・難関私立共に現役合格をめざしハイレベルなカリキュラムを合わせて行うことで、現役合格率が毎年8~9割を超えるという高い進学決定率を誇っているのです。
進路指導でも適切なアドバイスをおこない、生徒個々の希望にできるだけ寄り添った親身な指導を心掛けています。
最も合格者数が多いのは私立大学の「中央大学」、次いで「明治大学」と「青山学院大学」の名前が並びます。
国立大学では「東京外国語大学」が最も多く、次いで「東京農工大学」の名前があがります。
まとめ
国際理解教育に定評あり「拓殖大学第一高校」の偏差値や概要
拓殖大学第一高校とは
拓殖大学第一高校の偏差値と設置学科
語学教育に強い「国際理解」
拓殖大学第一高校の進路