推薦入試を受けるために避けられないのが自己推薦書を書くことです。どんな内容を書けばいいのか、そもそも書き出しすら思いつかないという人も多いでしょう。
今回は自己 推薦書 の 書き方 や書く上での心構えについて解説します。
推薦書は志望校へのラブレター。書き方や心構えを解説
なんのために推薦書が必要になのか
まずは推薦入試がなんのために実施されるのかを知りましょう。これを知っているか知らないかで自己推薦書を書くことに対する心構えが変わるはずです。
結論から言うと推薦入試が実施される理由とは、入学を希望する生徒の中から学力以外に光る何かを持っている生徒を受け入れるためです。
たとえば学校側が次世代のリーダーになる存在を育てたいと考えていたとします。
通常の入試であれば頭のいい、勉強のできる生徒を選び出すことは簡単ですが、生徒それぞれが将来をどのくらい見据えているのか、どういった存在になりたいのかといった側面はわかりません。
これに対し推薦入試を利用すれば、学力だけではない入学希望の生徒の人柄、人間性をみて判断することができます。そのため推薦書を書くときに大事なことは、自分がどういった人間なのかを伝えること、学校側がどんな生徒を求めいてるのかを知ることなのです。
自分を知る
推薦書の必要性を理解したところで、次は推薦書を書くための準備です。先ほども述べたように、推薦書を書くには自分を伝えること、学校の望む生徒像を知ることが大事です。まずは自分を知ることから始めましょう。
あなたは自分がどんな人間であるのかを考えたことがあるでしょうか。自分という存在は当たり前すぎて、これを意識したことがあるという人は少ないはずです。
しかし人それぞれには個性があるもので、あなたの友人や家族もそれぞれ違った性格であったり、好きなことが違ったりするでしょう。これはあなたも例外ではありません。
自分の好きなことは何か、嫌いなことは何か、将来どんな人間になりたいのかを紙に書き出してみましょう。自分を知るためには友人や家族からどうみられているかを聞いてみるのも有効な手段です。他人からみた自分も、自分という存在の一部分なのです。
志望校を知る
次にあなたの志望する学校がどんな学校なのかを知ることです。次世代のリーダーを育てたいのか、一芸に秀でた生徒を育てたいのか、スポーツに関心のある生徒を育てたいのかなど、学校側がどんな生徒を求めているのかを知りましょう。
これらの情報はパンフレットやインターネットの公式サイト、学校説明会で知ることができます。また、志望校から発信されている情報だけでなくあなたの学校の先生に聞いてみるのも1つの手です。たくさんの卒業生の中にはあなたの志望校へ進学した人もいるはずです。
その生徒がどのように試験を突破したか、どんな生徒だったのかを知ることも志望校に対する理解を深めます。
実際に推薦書を書いてみよう
まずは志望動機を書きましょう。まったく動機がないのに自己推薦なんてしないでしょう。推薦入試を受けることが目的だったとしてもそれは他の学校でも良かったはずです。あなたが志望校に感じる思いを率直に書きましょう。
次に志望校が自分の進学するべき学校であるということを論理的に説明します。学校の行事や部活、ある勉強の分野でこんなに力を注いだなど、志望校の求める生徒像に近いと主張できるエピソードを伝えるのが大事です。ここで大切なポイントは論理的に伝えることです。
とにかく頑張ります、といった何の根拠もない精神論では相手を納得させることはできません。
最後にもう一度ぜひとも入学させてもらいたいという気持ちを伝えましょう。その学校の教育を受けどんな人間になりたいか、入学してどんな活動をしたいかを伝えることで学校側はあなたに関心を持ちます。
推薦書の後に待ち構える面接
いくらあなたの気持ちを推薦書で伝えても、それだけで合否を判断されることはほとんどありません。推薦書を提出した後に待ち構えているのは面接です。ですが、実は推薦書を書いた時点であなたの面接対策はほとんど終わっています。
面接では推薦書に書かれている内容に突っ込んだ質問をされます。あなたがすることはその質問に正直に答えるだけです。じっくり考えて推薦書を考えているのなら、自分はどうしてその学校に入学したいのか、どんな人間になりたいのかは十分に頭に入っているでしょう。
面接で緊張してしまうのであれば練習もしたほうが良いですが、それはあくまで緊張を抑えるための練習です。自己推薦書が書けたあなたなら大丈夫、落ち着いて面接に臨みましょう。
まとめ
推薦書は志望校へのラブレター。書き方や心構えを解説
なんのために推薦書が必要になのか
自分を知る
志望校を知る
実際に推薦書を書いてみよう
推薦書の後に待ち構える面接