小論文とは与えられたテーマに対し意見を述べ、その意見に対して客観的な理由や根拠を述べて相手を説得する文章のことで、自分の心境や感想を述べた作文とは全く違います。
小論文 とはどういうものか、書き方の コツ はあるのか、受験対策はどのようにすれば良いのか、などご紹介します。
小論文と作文の違い・小論文を書く時の構成の作り方やコツ(前編)
入試の際に必要な小論文と作文
中学入試では作文が出題されることがあり、また高校の推薦入試でも受験科目に小論文を出題する学校が多いです。大学入試においても、私立大学では小論文があり、特に推薦入試やAO入試において課せられる場合が多いです。
大学で学ぶための総合的な能力があるのか、評価されます。総合的な能力とは、知識・理解力・分析力・構想力・表現力などで、これらを持ち合わせているのかをみるために小論文が出題されます。
大学受験をすることにより、その大学に入るべき受験生ということをアピールしなければいけません。そのため、その大学・学部・学科を受験しているのだということを頭におき書く必要があります。
また大学入試で書く小論文は論文としての内容を最低限でも記述する必要があり、単なる感想文では良い評価がもらえません。
小論文を書くにあたり、作文との違いは理解できているのか?
なかには作文と小論文は同じものと捉え、同じような書き方をしている人もいます。一番大事なことは、作文は読む人の心に訴えるものであり、そういう気持ちで体験や感想を素直に述べ、自分の経験を中心に感じたことや考えたことを表現します。
一方、小論文は自分の気持ちや感情を述べるわけでなく、他人を説得するために論理的な文章を書くということになります。
もう少し具体的に述べると、あるテーマに対し自分の意見はこうであると述べたうえで「なぜなら~だからだ」と理由を説明し相手を説得するような文章になるのが好ましいのです。
また自分の意見を述べると言っても、自分を主語にして述べるのではなく一般的な意見として述べることが大事です。
まとめ
小論文と作文の違い・小論文を書く時の構成の作り方やコツ(前編)
入試の際に必要な小論文と作文
小論文を書くにあたり、作文との違いは理解できているのか?