四天王寺中学校は大阪市阿倍野区に位置し、観光名所としても名高い、「あべのハルカス」のすぐ近くにあります。中高一貫教育を基本とする私立の女子校です。
日本を背負って立つ大和撫子の育成を目指す、 四天王寺中学 の 偏差値 や魅力について紹介します。
大阪トップクラス名門女子校「四天王寺中学」の偏差値と魅力
その地は聖徳太子が建立した『四天王寺』
四天王寺中学は、高校と同じ敷地内にあり、あの聖徳太子が建立したといわれている四天王寺境内の中に位置します。和の精神を尊び、聖徳太子の教えを礎に、信念のある女性の育成に尽力しています。
校訓には聖徳太子の十七条憲法にある「和を以て貴しとなす」が引用されています。うつくしい建物のつくりは、そこに立ち止まるだけで古の時の流れを感じさせてくれます。
大阪トップと名高い名門女子高
近年、名門進学校としての名声を高めているのはひとえに医学部への進学率の高さからです。医学部、薬学部を目指す学生が集まる「医志コース」は偏差値75の驚異の数字をたたき出しています。
実際に内部進学し、高校からの進学先は、東大・京大・阪大へ50名以上が進学した実績も持っています。間違いなく西のトップの名を欲しいままにしています。
四天王寺中学の4つのコース
医志コース
国公立大学、最難関となる医・歯・薬系学部を目指す生徒のためのコースです。このコースを経た卒業生の多くが、医療の現場で活躍しています。四天王寺中学の花形といっても過言ではないほどのトップレベルのコースです。
授業の速度も速く、内容も濃度が濃く、ついていくだけでもかなりの難易度といわれています。ただでさえ狭き門である四天王寺中学の中でも、入るのにも相当な努力が必要な最難関です。
英数IIコース
基礎学力は当然のことながら、応用力、理解力の高さが問われるコースです。自ら学ぶ石木を高く持ち、自学自習の精神で学問に向き合う強さが必要となります。
英数IIコースの偏差値は73で、偏差値75といわれている医志コースよりもやや劣るものの、そん色ないレベルの高い偏差値を誇ります。質量ともに豊富な問題演習を繰り返し、実践に役立つ応用力を養います。
英数Iコース
まずは基礎学力を固め、実践へと活かすために学ぶためのコースです。英数IIに比べると難易度は下がるものの、それでも偏差値は71と少々の進学校では太刀打ちできない数字をたたき出しています。
それもそのはず、英数Iコースは英数IIに比べて少人数なクラスとなっているため、充実した指導を受けることができるからです。いつでも英数IIコースにコース変更できるよう、学習方法や、学習に対する姿勢まで徹底して教育を行います。
文化・スポーツコース
勉強だけでなく、すべての才能ある女性を発掘し、育て、世の中に送り出すことを目的としている「文化・スポーツコース」です。
中学ではまだつぼみのままの才能も、大切に育てていくことで、高校で「スポーツ・芸術コース」と連携し、大輪の花を咲かせるために設立されました。
このコースでは学力よりも、アーティスト・アスリートであることが最も重要視され、世界に通用する人材を育てるため、最高の教育環境を整えています。このコースに入学するには、所属チームの監督などの推薦・紹介がないと受験することもかないません。
偏差値ではなく、あくまでも才能を重視するコースといえるでしょう。
文武両道、大和撫子ここにあり
これだけの偏差値をはじき出す名門進学校であると同時に、文化・スポーツを設立しているだけあり、部活動も大変盛んにおこなわれています。各スポーツ部には相当な有名選手が在籍していることでも有名です。
規律やマナーに厳しい面もあるようで、精神面でも鍛えられます。ただし、やはり勉強のほうに重きを置く生徒も多く、部活には入らず帰宅部として、学校と塾に追われる生徒も少なくはありません。
四天王寺中学の入試
入試教科は、国語・算数・社会・理科の4科目です。点数は国語と算数がそれぞれ120点、社会・理科は80点、合計400点で計算されます。
受験者数は例年500~600人程度で、合格者の平均点は平成29年度で206点と発表されています。最高得点でも287点となっていますので、入試からして相当難しいことが読み取れます。
みなさん合格を目指して、大手の名門進学塾で相当な努力をされておられます。それだけ努力する価値がある学校だということです。
まとめ
大阪トップクラス名門女子校「四天王寺中学」の偏差値と魅力
その地は聖徳太子が建立した『四天王寺』
大阪トップと名高い名門女子高
四天王寺中学の4つのコース
文武両道、大和撫子ここにあり
四天王寺中学の入試