小学校を選ぶ際、公立小学校か私立小学校、または国立小学校を選択します。私立小学校は公立にないメリットや特色が人気ですが、その一方で学費が高く一般家庭ではなかなか通わせることができません。
6年間で 学費 はどのくらいかかるのか、 私立 小学校 の特徴なども取り上げながらご紹介します。
私立小学校の学費は高いが通うことのメリットは大きい
私立小学校の特色
私立小学校といえば公立小学校に比べ学校独特の特色があります。具体的で徹底したカリキュラムが組まれている所が多く、型にはまった教育でなく子どもの個性を伸ばすことのできる教育を受けることができます。
また自由な校風の所が多いですが、悪いことは悪い、としつけの行き届いた教育方針で人気があります。
私立小学校を選ぶことのメリット
私立小学校を選ぶことのメリットといえば何といっても「進学」ということになります。小学校受験で私立小学校に入学するとほとんどの場合、中学校・高等学校・大学まで内部試験を受けるだけで、エスカレーター式に進学できます。
高校受験・大学受験という受験戦争のなか小学校受験さえ乗り切ることができれば、あとは受験戦争に巻き込まれることがないのです。そのため落ち着いて勉強やスポーツに打ち込めるというメリットがあります。
またエスカレーター式で大学まで進むため友達がずっと一緒ということになります。途中で途切れることなく密な友達関係を築けます。それこそ一生の友達を見つけることができるかも知れません。
その他、公立小学校の先生は異動があるため6年間ずっと同じということは少ないですが、私立小学校の先生は異動というものがありません。
そのため、子どもに長い間関わってくれます。先生もそれぞれの子どもの特徴をつかみやすく、ひとりひとりに対し深く関わることができ良い関係を築きやすいというメリットもあります。
私立小学校の学費は高い?
私立小学校に通うとなると公立小学校に比べて学費が高くなります。
公立小学校は費用のほとんどが税金でまかなわれるため学費は安くなりますが、私立小学校は個人が運営している場合が多く、運営費用がかかります。そのため生徒ひとりひとりにかかる学費がどうしても高くなってしまうのです。
最近では一般家庭からも私立小学校に入学することが増えてきました。しかし授業料が高いため、サラリーマン家庭でも年収の多い家庭に限られているようです。
私立小学校に通う家庭は、親が会社経営者・医師・弁護士・スポーツ選手・芸能人・大学教授などの職業の場合が多いです。
私立小学校では学費の他に、入学金・寄付金・備品代などもかかります。
有名私立小学校ともなると初年度だけで180万円近くかかります。その後は授業料だけで年間100万円くらいかかるようです。それに加えて寄付金や備品代がかかりますので年間150万円くらいは用意する必要があります。
有名私立小学校でなくても年間で100万円くらいはかかりますので卒業までに軽く600万円を超えてしまいます。
学費の内訳を見ますと、授業料は学校によってばらつきがあります。地方で30万円という所もあれば70万円近くかかることもあります。そして学費の他に入学金・寄付金・備品代などで40万円~70万円くらいかかります。
学校が近くにない場合は交通費もかかりますし、親同士のお付き合いが頻繁に行われている所も多く交際費もかかります。
私立小学校に入学するには、これだけの学費を準備する必要があり、しっかりとした計画を立てておかないと学費が払えないなんてことになりかねません。
そして小学校だけでなくその先の中学校・高等学校・大学へも高い学費がかかるため、一般家庭ではなかなか私立小学校に通わせることができないという現状です。
私立小学校の受験対策はとても大変
国立小学校や私立小学校に入学したい場合、小学校受験をしなくてはなりません。受験の倍率が一番高いのは国立の小学校ですが、私立小学校もかなりの難関です。人気のある小学校では10倍超えともいわれ、他の私立小学校でも決して受験が簡単ではありません。
これらの受験戦争に勝つために対策は必要なのでしょうか。以前のようなひどい受験戦争ではなくなったと言われますが、やはり私立小学校を受験するなら早くからの対策が必要になります。
幼稚園年少よりも早い時期から対策します。小学校受験のための自宅学習教材などがありますので、それらを活用します。そして幼稚園の年中くらいからは幼稚園の他に幼児教室へも通います。ここまで準備しないと難関私立小学校の受験に合格するのは難しいのです。
まとめ
私立小学校の学費は高いが通うことのメリットは大きい
私立小学校の特色
私立小学校を選ぶことのメリット
私立小学校の学費は高い?
私立小学校の受験対策はとても大変