進路選択は人生を決めるうえで重大なイベントです。しかし何になりたいのか、何をしたいのかと将来を明確に思い浮かべることができるのは、ほんの一握りの人たちだけです。ほとんどの人は 進路 が 決まらない と悩み焦ります。
ではどうすれば良いのか、どうやって進路選択をすれば良いのか、お話ししたいと思います。
進路が決まらないからと焦ったり不安にならなくても大丈夫
進路選択は決して焦らないで
そろそろ進路選択をしなければならないという時期にきた時、焦って決めてしまい後で後悔したなんてことはありませんか。高校を卒業した後の進路は、早くから決めている人もいれば3年生になってもなかなか決まらない人もいます。
この時期、学校の友達と会話をする際によく出る話題は進路選択についてです。仲の良い友達が進路を決めたことを知ると、つい自分も早く決めようと焦ってしまいがちです。
自分だけが進路を決めていないと思いこんでしまうからです。しかし進路選択において焦ったり、不安に思ったり、悩んだりする高校生は非常に多いのです。
進路がなかなか決まらない要因の一つに「進路選択は重大なこと」だと思いこんでしまっていることがあります。進路の選択をしたからといって一生が決まってしまうわけではありません。
高校生時代の進路選択は人生において重大なことではありませんし、大して影響を及ぼすわけでもありません。むしろ将来の進路選択をするまでの通過点といえるかも知れません。高校卒業後の進路は重大なものとして捉えがちですが、実際はそういうわけでもないのです。
焦りや不安を持たない進路選択の方法
人生において進路選択はそんなに重大でないと述べましたが、では実際どうやったら焦ったり不安にならずに進路を決めることができるのでしょうか。
進路選択は思っていたのと違っていたとしても、後で何度でも方向転換できます。思い通りの進路選択のままに人生を歩むことの方が難しいかもしれません。
人は成長するごとに考え方も変わってきます。いろいろな体験をして視野がもっと広がってくると、世界が今までと違ってきます。せっかく進路で悩んで決定したとしても、やりたいことが変わってくると進路を変更せざるを得なくなるかも知れません。
自分が選択した大学に通っていても、いつ考え方が変わるかわかりません。専門性の高い勉強をしてきても実際、就職となると全く違う方面で就職することもあります。
また一旦社会に出たとしても再び大学に通うという「学び直し」という機会もあります。もちろん簡単なことではありませんが、本当に学びたいことが見つかった時、こういう選択もあると言うことです。
選んだ進路を間違えたとしても、いつからでもやり直しができます。これをわかっていると焦りや不安の中で進路を選択しなくてもいいし、どの選択をしたとしても大丈夫だといえます。
進路選択の際これだけは気をつけよう
進路選択を焦る人が注意しなければならないことが幾つかあります。
友達と同じ進路にしてしまう
仲の良い友達に便乗して同じ進路選択をしてしまう場合があります。自分の人生は自分だけのものですから友達と合わせることは避けましょう。
とりあえず専門学校に進学する
大学で勉強するのは嫌なので専門学校へと進学する場合です。専門学校という所は専門分野を勉強する所です。学校を卒業すると、その専門分野への就職という形が主となります。
そのため専門学校へ進学するということは、その分野へ進みたいという気持ちがあることが前提となります。
とりあえず大学へ進学する
専門学校でなくとりあえず大学へ進学してからやりたいことを探すという場合もあります。これもあまりおすすめできないことですが、せっかく大学に入学したのなら何か1つでも目標を持ち大学生活を送ってみましょう。
それによって何か得るものがあるはずですし、将来に結びつくかもしれません。
それでも進路で悩んだら、自分はどうしたいのかを考えてみる
進路選択で悩むとき、「何になりたいのか、」と考えるのではなく、今はどうしたいのかという思いを自分で感じ取るということが重要なのです。先にある「何」ということではなく「どうしたいのか」を感じること、すなわち自分の心と対話することが大切です。
心の奥底から聞こえてくる声に耳を傾け、自分の「思い」を知ることにより次に進むことができるのです。「思い」を知ると、それを実現するために「何をしたいのか」「何をするべきなのか」と考え、そうすることによって具体的な道筋が定まってきます。
自分の「思い」は自分だけでしか知ることができません。大事なのは心の奥底の声を聞き、自分が本当に欲しているものは何なのかということです。選ぶのも決めるのも自分次第なのです。そして行動の全ての責任は自分でとっていくしかないのです。
まとめ
進路が決まらないからと焦ったり不安にならなくても大丈夫
進路選択は決して焦らないで
焦りや不安を持たない進路選択の方法
進路選択の際これだけは気をつけよう
それでも進路で悩んだら、自分はどうしたいのかを考えてみる