センター試験の受験科目は志望する大学によって科目数が違います。科目の中で英語に次いで受験者が多いのが数学だと言われています。センター試験 を受験する際の注意点や、センター 数学 に関すること、勉強法などについてご紹介します。
センター試験の特徴や数学の対策について(前編)
センター試験とは
センター試験とは毎年1月中旬に行われる日本の大学の共通入学試験のことです。試験会場は国内の大学のほとんどで行われます。大学入試では各自志望する大学の2次試験(個別学力検査)を受けますが、その前にセンター試験を受けることになります。
国公立大学ではセンター試験と2次試験の合計点によって合否が決まります。私立大学でもセンター試験を利用する学校が今や8割を占めています。つまり大学を受験することにおいて、国公立大学、私立大学を問わず、センター試験が必要だということです。
しかしセンター試験は2019年度で終わり、2020年度からはセンター試験に代わる新しいテストが実施されます。センター試験はすべてマークシート方式となっていますが、新しいテストでは記述式問題が導入されます。
センター試験の受験科目
センター試験の科目は国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語の6教科30科目で、この中から各自の志望する学校や学部によって指定されている教科を受験することになります。
数学の場合は2グループあります。「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」のグループと「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「工業数理基礎」(2015年で廃止)「簿記・会計」「情報関係基礎」のグループです。この2つのグループの中から1科目ずつ選択します。
中堅以上の大学では「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」が必須となるところがほとんどです。
「工業数理基礎」「簿記・会計」「情報関係基礎」は職業関連を主とする学科や高等専修学校に在籍していた人のための選択科目となります。
センター試験の特徴
全科目がマークシート方式です。主要な国公立大学では学部によって科目が決まっており900点を満点として得点を出します。そして各大学や学部によって900点を圧縮したり比重を変えたりして利用します。
私立大学では科目数も学校によって違い、なかにはセンター試験の結果のみで合否の決まるところもあります。
センター試験の結果は、全ての大学入試が終わり4月下旬から5月初めにかけて出願時に成績開示を希望した人にのみ書留郵便で送られてきます。各大学の2次試験を受ける段階ではセンター試験の得点はまだわからないということになります。
そのためセンター試験を受ける際には自分の出した解答を問題用紙に記入などしておく必要があります。
そして各自で採点を行います。正確に採点をして得点をあげることが重要です。なぜなら各自で採点した点数を踏まえたうえで、結果によっては志望校を変えることが必要になる場合もあるからです。
予備校によっては摸試の際に自己採点をする練習をして入試当日に備えるところもあります。
まとめ
センター試験の特徴や数学の対策について(前編)
センター試験とは
センター試験の受験科目
センター試験の特徴