大学入試の際、国公立大学はセンター試験と二次試験の合計点、私立大学でもセンター試験の成績を合否に入れる大学が多くを占めています。
それだけにセンター試験というものは入試に深く関係しているのです。 センター試験 とは、どういう試験で いつから 過去問 の対策をしたらいいのかご紹介していきます。
センター試験の過去問対策はいつから取りかかるべきか
センター試験の基本的な概要
センター試験は毎年1月中旬の土日、2日間にわたって全国一斉に行われます。大学に入学を志願する人の、高校での学習の達成程度を判定するために行われるのです。国公立大学を志望する人はもちろん、私立大学を志望する人もほとんどの場合受験する必要があります。
それぞれの大学で、センター試験に必要な学科・科目を設定しているので、自分の志望する大学・学部・学科に応じて受験する教科・科目を選びます。出願期間は9月下旬から10月上旬で、現役生の場合は在学している高校を通して出願することになります。
試験の成績は入試が終わるまでわからないので、発表されている解答や配点を見ながら自己採点をします。そして、その自己採点をもとに最初から志望している大学にするか、他の大学に変更するか、などと出願する大学を決定しなければいけません。
そのためマークミスには十分気を付ける必要があります。成績は希望者にのみ4月中旬以降に送付されます。
センター試験の過去問はいつから使えばいいのか
入試の得点源となるセンター試験、対策にはやはり過去問を使用するのが一番効果的です。では、過去問対策はいつ頃から始めるべきなのでしょう。大学別の二次試験も控えていますのでそんなに長時間、対策に時間をかけられません。
実は「いつからセンター試験対策を始めればいいのかわからない」と悩む受験生が多いのです。
国公立大学やセンター試験の成績を重視する私立大学を志望する場合は余裕をもって取り組んだ方が良いでしょう。10月くらいから始めるとしっかりと対策をすることができます。
一方、私立大学の滑り止めや、あまりセンター試験の結果を重視しない大学の場合は11月~12月からでも間に合うでしょう。
センター試験対策は秋からでも間に合うのか
二次試験対策をしていたらセンター試験対策が間に合わなくなるから、先に行われるセンター試験の対策を優先させた方が良い、ということを時々聞きます。二次試験対策がしっかりと身についていて、その上でセンター試験対策をするなら問題はありません。
しかし二次試験(特に国公立大学)の入試問題はかなり難しいです。難関レベルの大学になるほど難易度は増します。そのため二次試験に向けての対策は時間をかけてしっかりとする必要があります。
そして二次試験対策の中で基礎がしっかりとできていれば、センター試験対策に関しては問題の傾向を把握し、過去問を数年分するだけで当日かなりの良い成績をとることができるのです。そういう理由からセンター試験対策は秋以降から始めるのが典型的になっています。
過去問は本格的に始める前に確認をしておく
ただ一つ言えるのは過去問に取りかかるといっても、この時期に初めて過去問教材のページを開くわけではありません。事前にセンター試験の難易度くらいは把握しておく必要があります。センター試験の解き方というのはかなり独特です。
いくら二次試験対策をしているといっても記述式とマークシート方式とでは感覚が違います。問題の出題傾向・問題の構成・現時点ではどのくらい解けるのか、などを体感しておくと良いでしょう。
センター試験の過去問を使った勉強法
センター試験が近づいてくると過去問を使った試験対策を行う必要があります。といってもただ単に解くだけでなく、実力がつく解き方をしなければなりません。
まずは(準備)をする
問題は大問ごとにわかれているので、時間配分・解く順序などを考えながら解きます。問題数が多いと時間内に解けきれない場合があるので時間配分や解く順序などを変えたりしながら自分に合った解き方をみつけます。
本番をイメージして(解く)
時間をはかり、マークする時間と見直しする時間を想定します。後で復習することを考えて、迷った答えや全くわからなかった問題には印をつけておきます。
しっかりと(復習)する
復習の際には、時間をかけたら解けたのか、時間をかけても解けなかったのかを明らかにします。時間をかけて解ける問題なら類似問題を繰り返し解くことにより速く解けることができるようになります。解けなかった問題は、勉強をし直すなどの対策も必要です。
まとめ
センター試験の過去問対策はいつから取りかかるべきか
センター試験の基本的な概要
センター試験の過去問はいつから使えばいいのか
センター試験対策は秋からでも間に合うのか
過去問は本格的に始める前に確認をしておく
センター試験の過去問を使った勉強法