栄東高校 は 偏差値 の関係ない学校です。ですがクラス編成には“東・医クラス”と“αクラス”があり、どちらのクラスも偏差値71と、非常にレベルの高い学校です。
難関大学合格のための詰め込み教育が多いなか、栄東高校では、生徒の自主性を育むような指導に注力しています。
栄東高校の偏差値 ~推薦入試でも東京大学へ~
運営団体である佐藤栄(さとえ)学園の歴史
佐藤栄学園は、1959年に佐藤栄太郎によって設立されました。人を宝にする、「人間是宝」教育理念を持ち、今日まで多くの学校を設立しています。
2017年現在では、小学校から大学まで含め12校と幅広い学校運営を行っています。
栄東高校は、1971年に設立され、現在に至るまでに、柔道選手の小林大輔、シンガーソングライターの工藤慎太郎など、幅広いジャンルで活躍する卒業生を輩出しています。
生徒の自主性を育む“アクティブラーニング”
栄東高校では、生徒の自主性を育むため、生徒みずからが課題を設定し、議論や実験を行う、能動的な学習“アクティブラーニング”に力を入れています。
毎週土曜日に行われるアクティブラーニングの授業では、大学の研究体験から留学生との交流まで、広く、そして深く体験することができます。
40講座の中から自分の興味のある分野を深く勉強できる機会は、普段なかなかありません。
“自ら進んで学ぶと楽しい”という経験は、生徒の自主性を大いに育むことができるのではないでしょうか。
生徒が納得する進路指導
栄東高校には、進路指導の一環として、20年後の自分の履歴書を作るという授業があります。
“20年後、自分がどうなっているのか。どうなりたいのか”生徒自身に考えてもらいます。
そうして生徒自身が納得した上で、進路指導部、及び担任の先生が指導に入ります。
進路指導においても、生徒の納得や自主性を重視することが難関大学合格の秘訣なのかもしれません。
私立高校では、進路実績が問われており、生徒の希望でない、上位校・難関学部への進路をすすめられる場合があります。
しかしながら、“学問の成績で進路を選ぶものではない”と記したうえで、進路指導“部”まであるということは、生徒を任せる保護者の立場からすると、安心できるのではないでしょうか。
そして、このような体制で指導を続けている現在、2016年度の大学合格者数は、国公立大学が243人。医学部医学科が61人。獣医学部が12人。薬学部が45人と着実に難関大学、難関学科への合格実績を積み重ねています。
机の上では学べない貴重な体験を
栄東高校では“アクティブラーニング”の一環として、新聞づくりや作曲など、普段の授業では学べない貴重な経験をすることができます。
こうした経験は、教養の一部や、もしかすると天職を見つけるきっかけになるかもしれません。
もちろん、こうした経験は塾や予備校ではできません。結果的に、志望動機や面接で話す内容は他の学校の生徒と大きく違ってきます。
生徒が自主的に考え、つかみ取った経験は、生徒の“生き方そのもの”であり、志望動機として用いた際には、力強い説得力を生み出します。
2016年度には推薦入試にて東京大学に合格するなど、アクティブラーニングの授業を通して得た、生徒の努力や姿勢、そして経験は非常に評価されていると言えます。
生徒一人ひとりを現代の宝に
グローバル化や科学技術の発達により、世の中が急激に変化するようになりました。こうした変化に対応するためには、やはり自主的に変化することが不可欠です。
そういった意味で、自主性を持った人間はまさに現代の“宝”そのものです。
そういった意味で栄東学園は、偏差値にはとらわれず、“生徒一人ひとりを宝にしていく”という理念に沿って教育を行う場だと言えるのではないでしょうか。
まとめ
栄東高校の偏差値 ~推薦入試でも東京大学へ~
運営団体である佐藤栄(さとえ)学園の歴史
生徒の自主性を育む“アクティブラーニング”
生徒が納得する進路指導
机の上では学べない貴重な体験を
生徒一人ひとりを現代の宝に