佐賀北高校 といえば進学校でありながら、スポーツでも目覚ましい活躍を見せるなど文武両道の学校として有名です。
また芸術科の設置や単位制を取り入れたりと、生徒が希望する進路を応援する教育体制が整っています。高校の様子や入試に関すること、偏差値 についてご紹介します。
文武両道の精神で人気の高い「佐賀北高校」の概要や偏差値
佐賀北高校の概要
佐賀北高校は佐賀県佐賀市に設置された県立高校です。昭和38年に佐賀県立佐賀高校が3校に分離し、そのうちの1校が佐賀北高校です。
自主自立の校風のもと、勉強とスポーツの両立を目指します。普通科と芸術科があり、単位制を取り入れています。進学校のため、ほとんどの生徒が大学や短大、専門学校などへ進学しています。
また文武両道というだけあり、部活動も大変盛んで良い成績を残しています。
特徴的な教育体制「芸術科」と「単位制」
生徒一人ひとりに合った教育を行い、感受性・創造性を養うために芸術科が設置されています。
音楽・美術・書道の3教科があり、演奏会やコンサート、コンクール、大会など全国的にも活躍をしています。
生徒一人ひとりの個性や進路に柔軟に対応できる「単位制」を取り入れています。さまざまな分野の選択科目が設置されているので、自分の進路や興味などによって選ぶことができます。
そのため学力進度や進路に応じてクラスわけがされています。こうしたカリキュラムにより、生徒の個性を尊重しながらも自主性や主体性を養うことができます。
また少人数授業も取り入れているので細かい指導が行なわれています。
2年次からは自分で時間割を作ることができます。1年次ではクラスごとの授業がメインとなります。2年次は進路に対応した教科の選択もできるようになり、3年次では選択必修科目と一般選択科目が主となります。
それぞれの進みたい方向や適正に合わせて、自主的に勉強に取り組める環境にあります。
活動的で盛んな部活動
佐賀北高校といえば進学校でありながらも部活動が盛んで、良い成績を収めていることで有名な学校です。
野球部は2007年の夏の甲子園において初出場、初優勝しました。
剣道部はインターハイにおいて全国制覇、陸上部、サッカー部、バレーボール部、体操部、柔道部、ボクシング部などにおいても全国大会に出場したり県代表に選ばれたりと県内屈指のスポーツ校といわれています。
また運動部だけでなく、書道部、吹奏楽部などの文化部も大変良い成績を収めており、どの部活動においても活発で活動的です。
伝統行事「ファイヤーストーム」
佐賀高校時代から受け継がれている伝統行事に、ファイヤーストームというものがあります。これは9月に行われる「北高祭」の前夜祭のことです。女子は禁制のため校内に入ることができません。準備や練習を行うことで先輩・後輩との絆が深まります。
北高祭は3日間続き、1日目がファイヤーストーム、2日目が文化祭、3日目が体育祭となっています。
佐賀北高校の進学実績は?
ほとんどの生徒が大学や専門学校などへ進学します。そのうち国公立大学へは毎年100人近くの生徒が進学しています。
地元である「佐賀大学」への進学が一番多く全国トップとなっています。そのほか「福岡大学」「久留米大学」への進学者も多いです。
佐賀北高校の偏差値や入試について
周りからの評判も良く人気の高い佐賀北高校、大学への進学率も高く県内でも屈指の進学校ですが偏差値はどうなっているのでしょう。
佐賀北高校の偏差値は普通科が60、普通科芸術コースが50となります。この偏差値は佐賀県内では107校中9位、公立高校では73校中4位です。佐賀北高校の人気は大変高く、体験入学では1,000人単位で生徒が訪れるようです。
佐賀県の公立高校入試は特色選抜と一般選抜の2つにわけられます。
特色選抜は英数国理社、家庭、体育、芸術の中から各高校が選ぶ3教科、面接、調査書の合計点数で判定されます。佐賀北高校の特色選抜は定員数も少ないので倍率も約7倍と驚く数字が出ています。
一般選抜では5教科の学力検査、調査書、面接などの総合的な判断によって判定されます。そして学力検査の比率が高いのが特徴です。
佐賀北高校の普通科芸術コースでは実技試験も行われ、5教科よりも配点が大きいため対策もしっかりとしておかなくてはいけません。
募集定員は普通科で240名(倍率は約1.4倍)、普通科芸術コースで40名(倍率は約1.9倍)です。
調査書の内申点が中1から中3までの全てが対象となることから、定期テストや課題提出など、中1のうちからしっかりと対策をしておく必要があります。
まとめ
文武両道の精神で人気の高い「佐賀北高校」の概要や偏差値
佐賀北高校の概要
特徴的な教育体制「芸術科」「単位制」
活動的で盛んな部活動
伝統行事「ファイヤーストーム」
佐賀北高校の進学実績は?
佐賀北高校の偏差値や入試について