東京都墨田区にある「両国高校」は、100年以上の歴史を持つ由緒ある中高一貫の都立高校です。あの有名な芥川龍之介をはじめとする多くの作家たちを輩出した、伝統ある国語教育には注目したいところです。
そこで今回は、 両国高校 の概要や 偏差値 についてご紹介しましょう。
「勉強の両国」と称される進学校「両国高校」の偏差値や概要(前編)
両国高校とは
正式名称は「東京都立両国高等学校」で、通称「両高(りょうこう)」と呼ばれている、両国高校は、男女共学で併設型中高一貫教育をおこなう都立高校です。
難関国立大学への進学実績が高く、国公立大学への合格を目的としたカリキュラムにも充実していることで有名です。平成29年度の進学実績をみると、東京大学への現役合格は3名を含む、国公立大学への現役合格者は53名にものぼります。
先生方も熱心な方が多く、熱心に生徒の相談に乗ってくれると評判です。
両国高校の前身となる「府立三中」時代から受け継がれた「自律自修」に基づく校訓で教育・指導をおこなっています。自らを厳しく律すること、自ら進んで学ぶこと、それらの大切さが受け継がれているのです。
どのような厳しい環境の中でも自主性を重んじる校風は、生徒それぞれの個性を育てることが可能になっています。自主性を尊重することは、自らの未来を切り拓く「意欲」と「行動力」を持つことへと繋がります。
そうすることで、さまざまな分野でリーダーとして活躍できる人材を育成することを目標としています。
都立屈指の進学校
都立では2番手にあたると言われている両国高校は、難関進学校としても名高く、偏差値は68程度と言われています。同レベルの都立高校をあげると、新宿高校や駒場高校がそれにあたります。
都内でも有数な進学校、進学実績を誇ることは当然だと言われており、勉強をする環境がとても整っている点が両国高校の強みでもあります。
昼休みには教師が率先して生徒のために勉強会を企画するなど、生徒たちの自律自修の精神を育み、バックアップしようとする姿勢には、目を見張るものがあります。
学習レベルが高い学校というのは、例にもれず、受け身ではなく自主的に勉強をする環境が整っているのです。語学教育にも力を入れており、中学時代には英語劇を生徒たちが上演します。
レベルが大変高いため、毎年9月に開催される「両国祭」の目玉の一つとまで言われています。また中3と高3時には、「実践英語」と呼ばれる生きた英語を習得するための科目が必修となります。
生徒も教師も受験に対する心構えがしっかりとできているため、指導にも熱が入っています。先ほどご紹介したj昼休みの勉強会だけでなく、補習や長期休業中におこなわれる講習も盛んです。
生徒の指揮を上げるために、試験成績上位者の張り出しもおこなわれています。こまめにおこなわれる学習面でのアンケート調査では生徒それぞれの学習状況の把握をおこない、適切な指導方法をとれるように努めています。
まとめ
「勉強の両国」と称される進学校「両国高校」の偏差値や概要(前編)
両国高校とは
都立屈指の進学校