どうせ就職するのであれば、やはりできるだけ良い企業に行きたいと思うのが当然でしょう。受験先が良い企業なのか悪い企業なのかを判断する指標として 就職 偏差値 というものがあります。
この数値は 理系 ・文系を問わず大学生に広く認知されています。
就職偏差値は無意味?理系ならではの強みを生かせ
就職偏差値とは?
就職偏差値とは、大学入試偏差値になぞらえ入社の難易度、待遇の良さなどを総合的に判断して数値化したものです。この偏差値は2chの就職関連のスレッドの中で実際に勤めていた人や知り合いが勤めていた人などが議論し、決められているものです。
就職偏差値ランキング委員会というサイトにその情報がまとめられています。かなり有名な指標となっているため言及されることも非常に多いです。就職活動についてよくネットで調べる方は目にしたことのある方が多いでしょう。
就職偏差値にこだわりすぎるのは危険
企業について知らないことだらけの中、このようなわかりやすい指標があるのは就活生にとってはありがたいことです。ですが、就職偏差値を鵜呑みにしてはいけません。まず第一に、就職偏差値は客観的な情報をもとにしたランキングではない、ということです。
すべての社会人が2chに書き込んでいるわけではありません。ある企業を評価しているのはたった1人かもしれないのです。その人にとっては良い企業だったとしても、他の人がどう思っているかはわかりません。逆もしかりです。
また、部署や支店によって勤務状況が違うことも考えられます。また、個人的な恨みから企業の悪口を書いている場合も十分に考えられます。就職偏差値が高いからといって安心というわけではないのです。
確かな情報を参考にしよう
参考にするのであればやはり客観的な情報をもとにするべきです。たとえば就活生向けに企業の情報を掲載している就職四季報という本があります。
この本にはインターンシップの内容や、社員の平均年収や従業員数などの情報が掲載されています。本の質は出版社が担保しているわけですので、匿名の掲示板よりははるかに信頼性があると考えてよいでしょう。
他にも業界地図という各業界ごとの現状を紹介した本も販売されています。就職四季報とは違い、業界全体の大まかな状況を見ることができるので、まずは業界地図で大雑把に社会全体を眺め、就職四季報で1つ1つの企業について調べていくという使い方がオススメです。
大学のOBがいるならその方に話を聞くのも良い手です。見ず知らずの人よりも説得力があり、有力なアドバイスが期待できます。
理系ならではの強み
就職試験を受ける際に自分の大学の偏差値を気にする方がとても多いです。ですが理系には文系にはない大きな武器があります。それは技術力です。技術系の企業であれば入社してすぐに使える即戦力な人材が欲しいと考えます。
そのため学歴が高い学生よりも、多少学歴が低くともたしかな能力を持った学生を選ぶ傾向にあります。自分の学歴が低いからといって自分を卑下する必要はありません。業界について研究し、自分の強みを生かせる企業であれば十分に戦うことができます。
また、他の人にはない技術力を持っていれば仮に会社を辞めたとしてもすぐに再就職ができます。就職活動を恐れすぎないことが就活成功の秘訣です。
よい就職をするために
就職活動は情報戦とも言えます。正しい情報をより多く仕入れることが良い企業に就職することに繋がります。
また、良い企業というのも主観的なものなので他人の評価に惑わされることなく、自分が良い企業と感じるのはどのような企業なのかを定義しておく必要があります。大手企業だからと言ってかならしも良い企業とは限りません。
今は名のある大企業も最初は中小企業からのスタートです。やりがいを感じながら自らも成長できる環境の整った中小企業もあるでしょう。逆に大手だからといって安心はできません。
どんなに良い企業に入社したとしても、結局は入社してからの会社からの評価が大事です。就職偏差値が高いところに受かった・受からなかったで一喜一憂するのではなく、自分の力を磨くための努力はどんな企業でも必要です。
まとめ
就職偏差値は無意味?理系ならではの強みを生かせ
就職偏差値とは?
就職偏差値にこだわりすぎるのは危険
確かな情報を参考にしよう
理系ならではの強み
よい就職をするために