文系、理系とは高等学校において学問を主に2つにわける場合に用いられる言葉です。職業には文系でなければ就けない職業や、 理系 でなければ就けない 職業 というものがあります。これらのほとんどは資格が必要となります。
将来就きたい職業を考慮して文理選択することが大事です。
大学での理系学部に関することや理系ならではの職業について(前編)
文理選択について
高等学校では文系、理系にわかれて行う授業が多いです。文系と理系でクラス編成されている学校も多いです。人によっては文系か理系か選べない人もいるようです。そのような場合は中学時代に得意だった教科で選ぶのが適切だと言われています。
国語、英語、社会が得意であれば文系、逆に数学、理科が得意であれば理系と一般的に言われます。文理選択というのは将来どのような職業に就きたいか考えるうえでとても重要なことです。
自分が興味のある教科から大学の学部を選ぶ場合や、将来就きたい職業から資格取得の面も考えて学部を選ぶ場合など大学での学部選びというのは、大学を選ぶのと同じくらい大切です。
理系について
理系の勉強は数学と関連が深いために理数系と呼ばれることもあります。数学、物理学、生物学、化学など主に自然界を研究の対象とする学問の系統のことを理系といいます。
大学によって設置されている学部は違いますが理系学部の主なものとしては、理学部、工学部、農学部、医学部、薬学部、看護学部などです。
理学部について
自然科学の教育や研究を行います。物理の法則や生命のしくみを探り自然界についてのことを解きあかします。主な学科は数学科、物理学科、化学科、生物学科、地学科、情報科学科、生命科学科、地球科学科などです。
卒業すると、学士の資格がもらえます。また教員免許に必要な科目を履修していると数学、理科の高等学校の教員免許が得られます。
また大学院修士課程に進む人の割合も高いです。就職先は中学校や高等学校の教員、情報通信業や製造業、各種メーカーの研究職などです。
工学部について
理学部とよく似ている点があり、お互いに支え合う仲です。人間や社会において役立つものを作るという理念からロボット、ロケット、コンピュータ、都市改革などの分野に人材を送り出しています。
学科は機械工学科、航空・宇宙工学科、電気・電子工学科、応用科学科、土木・建築学科、通信工学科、情報工学科などがあります。専門課程では実習も多く機械の組み立て、回路設計、プログラミング、建築設計図の作成などを行います。
卒業すると学士の学位が授与されます。履修科目により高等学校一種教員免許が得られ、学科により一級建築士の資格も得られます。
卒業後は大学院への進学を希望する生徒が多いです。主な就職先は8割の学生が、自動車や機械、電化製品などの高度な知識を求められる専門職に就きます。
農学部について
食糧問題について積極的に取り組み技術の開発や研究を行うのが農学という分野です。現在農学ではさまざまな先進的な研究が行われています。
細胞融合技術や遺伝子組み換え技術を利用した研究、バイオ素子やバイオセンサーの開発、砂漠の緑化や半乾燥地域における作物栽培などの研究があります。カリキュラムでは大学での実験の他に、付属農場でのフィールドワークが重視されます。
卒業後は官公庁、研究員、農業改良普及員などの公務員になる人や農業関係団体に勤める人、食品や医薬品メーカーなどの一般企業に就職する人が多いです。最近では大手メーカーの育苗部門やコンピュータ関連へ就職する人も増えています。
まとめ
大学での理系学部に関することや理系ならではの職業について(前編)
文理選択について
理系について
理学部について
工学部について
農学部について