高校3年にあがる頃、多くの高校生が卒業後の進路について悩むと思います。就職、または進学するのか人生を大きく変える選択です。
ひと昔前 女子 学生の進路は文系が主流でしたが、昨今は専門性や技術を学べる 理系 を目指す人が増えてきています。ここでは、理系女子が目指しやすい 職業 についてご紹介します。
進路選択に悩んだら知っておこう~理系女子の職業~
医療関係
医療関係の仕事は、大学で学ぶ内容が将来の職業に直結していることが多いです。
代表格と言える医師、薬剤師、看護師をあげてみます。
医師
ご存知の通り医師は、人の命に関わる重要な責任ある仕事です。
なるためには医科大学や大学の医学部に入り6年間しっかりと医学に関する専門知識を学び、医師国家試験に合格して医師免許を取得しなければなりません。
免許を取得したからといって開業できるわけではなく、通常大学病院や総合病院で2年間研修を受けなければなりません。その後に実際に医師として患者を担当することになります。
このように長い年月をかけて医者になりますが、医師は難易度が高く失敗や誤診が許されない上、激務であることが多いです。
医師の男女比は、全体では約7割を男性が占めていますが、女性率が比較的高い診療科もあり年々増加傾向にあります。
薬剤師
薬剤師は、病院の薬局やドラッグストアで調剤業務や市販薬(第一類医薬品は薬剤師のみ販売可)の販売、また企業や大学の研究所で研究開発に携わる人もいます。
薬剤師も薬科大学や大学の薬学部で6年間専門的に学んだ後、薬剤師国家試験を合格しなければいけません。
難易度は高いですが女性率も高く、結婚出産で一度離職しても、子育てしながら復帰しやすいという利点があります。
看護師
看護師は、肉体的精神的にきつい仕事と言われますが、女性が多く活躍している職業です。
高校卒業後、看護系の大学や短期大学、専門学校などに進学して高度な技術と知識を学び、看護師国家試験に合格した人だけが看護師として勤務することができます。
また大学で看護師と同時に助産師や保健師養成課程を専攻すると助産師や保健師の国家試験受験資格を得ることもできます。
高齢化社会の中で、看護師は今まで以上に需要が高まり職場を探しやすくなっています。誰かと関わりながら助ける仕事につきたいという女子に合う職業でしょう。
システムエンジニア
企業内外で、コンピュータソフトウェアの開発から運用に関わる業務を管理統括する職種がシステムエンジニアです。
女性よりも圧倒的に男性が多い職種ですが、プロジェクトを組みチームで開発業務を行いますので、技術だけでなく人と関わりながら仕事を円滑に進められる能力が必要です。
理工学系や情報処理専門卒の男性が多いプロジェクトでも、そこに機転がきく女性エンジニアがいると作業効率があがるでしょう。
また、基本的に転勤がないことも魅力的です。技術力のあるエンジニアは転職しやすく、結婚出産などでキャリアを中断した女性でも復帰しやすいです。
実は、理系だけでなく文系出身者も入社後の教育を通してシステムエンジニアになることができます。
チームで仕事をする関係上、プログラミングに適性がありコミュニケーションスキルの高い人材が望まれているのです。
しかし常に新しい技術を学んでいかなければ取り残されてしまう業界でもありますので、コンピュータが好きでこつこつ真面目に勉強できる人に向いているでしょう。
研究開発職
研究者は、物理、化学、生物、医学などの分野で研究開発を行います。
現代社会のあらゆる技術や開発品は、研究者の地道な研究によって生み出されています。
薬や化粧品、食品なども元は誰かが開発し商品化されたものです。研究開発職は男女問わず人気が高い職業です。
研究者を目指す場合、大学院で博士課程を修了したほうが有利になることが多いです。
自分の研究分野に関連した研究ができる大学や国の研究所や、または企業の開発部門に研究開発職として入社します。
化粧品、食品、飲料、化学、自動車など他分野で研究開発が行われています。男性率が高い現状がありますが女性に向いた分野もあり、研究員は徐々に増えてきています。
知的探求心が人一倍強く、基本的に勉強好きでよりよいものづくりや発明によって社会に貢献したいと考えている人は向いているでしょう。
まとめ
進路選択に悩んだら知っておこう~理系女子の職業~
医療関係
システムエンジニア
研究開発職