自由研究 は 中学生 に経験させたい課題です。自由研究をすることで 理科 の知識が豊富になるだけでなく、物事を客観的に捉える事や自分の考えをまとめて相手に伝える力が育ちます。でも、実際どう進めれば良いのかわからない事が多いです。
今回は自由研究のテーマ選びからまとめ方まで紹介します。
中学生の理科の宿題はどうする?上手な自由研究のやり方
テーマを考えよう
基本的には興味があるテーマを選択することが大切です。わからない場合は実験をするのか、観察にするのか両者を比較してみるのもよいです。
観察の特徴は期間が長くかかることです。例えば、植物の成長では種子を植えてからの日数がかなりかかります。夏休み前から計画的に始めて進めなければなりません。デメリットは思ったような成長をせずに結論が中途半端になってしまうことです。
また、虫や微生物を研究する場合も採取に時間がかかることがあるので自分ができる範囲をよく考えましょう。
実験は短時間でできるものから長時間のものまでテーマによって違いがでますが、観察よりも短期間でできる事が多いです。デメリットは必要な道具や場所の環境が整いにくいことがあります。学校の道具など借りられるのか先生に聞いてみましょう。
また、簡単なテーマを選ぶと小学生レベルの浅い内容になってしまうし、難しいテーマだと時間と労力がかかる上に、結論まで導くのが困難になります。興味がある物を羅列して、ネットでその研究がいままでであったかどうか調べてから行うとよいでしょう。
人の研究を丸写しすることはできませんが、過去の優秀作品などは参考にできます。
結果から先に考えよう
自由研究では結果を予測することが大切です。図書館やネットでテーマを調べて、どのような結果になるのか予測します。その予測が正しいかどうか調べるようにすると、スムーズに進められます。
ただし、予測通りに勧められなくても大丈夫です。その場合はどうして予測と違ったのか考えましょう。
実際にやってみよう~鉄則を踏まえて~
自由研究の鉄則があります。ひとつは本やネットででていた研究をそのまま提出してはいけません。盗作になってしまいます。また、データを改ざんしないようにしましょう。予測通りにいかなかったからと言って、勝手にデータを書き換ええてはいけません。
そして、実験では同一の条件下で一つだけ条件を変えて行いましょう。
中学生の場合は1回の実験や観察だけでは足りません。何度か実験・観察を繰り返しましょう。
レポートの書き方は?
レポートに上手にまとめられると見た人にわかりやすく説明できます。
研究の動機
なぜ研究をしようとしたのか?この部分があることで見た人に興味を持ってもらえます。
研究の目的
研究で何を明らかににしようとしたのか?目次のように書きましょう。
研究の方法
研究の経緯・実験や観察の方法を書きましょう。使用した道具や日数なども含まれます。細かく書くことが大切です。
結果
実験や観察の結果をグラフや表でまとめて見やすくしましょう。
考察
結果から得られたことがどうしてそうなったのか、予測と比べてどうであったか書きましょう。考察は非常に重要です。ここで個人差がでます。調べたことを羅列するだけでなく、自分の考えたことを言葉で書きましょう。
反省
これからの課題 実験や観察で大変だったことなど感想を書きましょう。
使った道具や実験の様子、観察したものなどの写真を添付すると見やすくなります。中学生は3から5までを複数回繰り返して研究を深めると良いです。
模造紙にまとめる時は?
レポートだけでも提出はできますが、模造紙にまとめた方がより見る人にわかりやすくなります。タイトルや小見出しの大きさを工夫しましょう。
また、色や台紙を変えて目立たせると要点がつかみやすくなります。中学生の科学展などではほとんどの作品がパソコンを利用しています。とてもカラフルで見やすくレイアウトしていますが、直筆の部分を1カ所だけでも作っておくと印象がさらによくなります。
まとめ
中学生の理科の宿題はどうする?上手な自由研究のやり方
テーマを考えよう
結果から先に考えよう
実際にやってみよう~鉄則を踏まえて~
レポートの書き方は?
模造紙にまとめる時は?