京都府の南西に位置する「長岡京市」にある「 乙訓高校 」は男女共学全日制の公立高校です。卒業生に政治家の「有田芳生」氏や元防衛大臣の「稲田朋美」氏などがいることでも有名です。
「乙訓高校」とはどのような学校なのか、 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
京都府内初の体育系専門学科のある乙訓高校の偏差値や概要
乙訓高校とは
正式名称は「京都府立乙訓高等学校(きょうとふりつおとくにこうとうがっこう)」で通称は「乙高(おつこう)」と呼ばれています。
1964年に設立され2013年には創立50年記念式典が行われました。
最寄駅はJR京都線の「長岡京駅」、または阪急京都線「長岡天神駅」となっており、「長岡京駅」からは徒歩約12分程度、「長岡天神駅」からは約6分ほどかかります。
開校当初よりコースは「普通科」のみでしたが2010年に京都府内初となる「スポーツ健康科学科」を開設しました。
このコースでは体育系専門の学科として、将来体育やスポーツの分野で活躍できる人材の育成を目指した教育を行っています。
スポーツの分野に特化した教育に重点を置いていることもあり、運動系の部活動が盛んなことでも有名です。
乙訓高校の教育
教育目標は「綿密な思考力と的確な判断を養う」こと、そして「豊かな感性と強い意志を育てる」で、スローガンには知力・体力・人間力を養うことを目的とした「乙訓で鍛える」、自分自身の人生の物語を創るという意味をもつ「乙訓で創る」という言葉が掲げられています。
このスローガンには、生徒それぞれの無限の可能性を称えています。
確かな学力を備え、積極的に部活動に参加するよう指導し、豊かな人間としての成長を柱とした心身ともに鍛えられた生徒の育成を目指しています。
生徒一人ひとりに将来の人生設計をきちんと思い描かせ、その人生設計を達成するために自主的に何を実践するか考え行動する力を養わせたいと考えています。
そうすることで、自分自身の人生の物語をしっかりと創り上げていけるのだと信じています。
目指す夢に向かって挑戦し続ける姿は、乙訓高校に「来て良かった」と生徒たちに感じてもらい、保護者には「行かせて良かった」と評価してもらえる学校づくりを常に目指しています。
乙訓高校のコースと偏差値
乙訓高校には「普通科」と体育系専門の学科となる「スポーツ健康科学科」の2つのコースが設けられています。
「スポーツ健康科学科」の偏差値は55、「普通科」の偏差値は45となります。
ちなみに、乙訓高校では「普通科」の入試にも特徴があります。それは「長期欠席者特別選抜」です。
「長期欠席者特別選抜」は、乙訓高校を含む京都府内の5つの高校で実施されている入試の制度です。
この制度では高校での学習意欲はあるものの、中学校で不登校などの理由により長期欠席したため、内申書の評定が不利になっている生徒を対象にしています。
長く欠席したことが受験で不利にならないように配慮されています。受け入れは5名程度となっています。
部活の乙訓高校として名を馳せる
偏差値も京都府内の公立の中では24位とまずまずのランクに位置し、進路実績も「関関同立」や「産近佛龍」への合格者も輩出していて、年々上位大学への合格者数を伸ばしている乙訓高校は、まさに文武両道ともいえるほど部活動が盛んにおこなわれています。
在校生・卒業生・保護者、全てにおいて乙訓高校の部活動について聞くと、「活気がある」「部活中心の高校」「非常に力を入れている」などの評価が並びます。
そのような乙訓高校の部活動は運動系が15個、文化系が9つあり、全校生徒のおよそ8割近くがなんらかの部活に所属しています。
スポーツに特化した学科があるだけあり、運動部への力の入り方は各別で、運動系の施設も充実しています。
特に「陸上競技部」「硬式野球部」「水泳部」「バドミントン部」「フェンシング部」はトップアスリートの育成に努めている重点種目とされています。
「新体操」「少林寺拳法」「トライアスロン」の3つの部に関しては一般の生徒の入部が禁じられており、力の入れようが伺えます。
まとめ
京都府内初の体育系専門学科のある乙訓高校の偏差値や概要
乙訓高校とは
乙訓高校の教育
乙訓高校のコースと偏差値
部活の乙訓高校として名を馳せる