大洲高校は愛媛県の南予地方に位置する「大洲市(おおずし)」にある全日制男女共学の公立高校です。
大洲高校 は「Self-innovation(自己改革)」をモットーに自分らしさの創造を目指しています。
大洲高校とはどのような学校なのか、 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
長い歴史の中でさらなる発展を目指す大洲高校の偏差値や概要
情緒あふれる城下町に位置する学校
大洲市といえば「伊予の小京都」として全国京都会議にも加盟しています。
街並みは大洲城を中心にして発展してきた旧城下町となっており、風情溢れる街並みも魅力の一つです。大洲高校はその中でも長きにわたる歴史を紡いできた学校です。
その歴史は明治34年に「愛媛県立宇和島中学校大洲分校」が設立されたところから始まります。平成22年に110周年記念式典をおこない現在に至ります。
その長い歴史の息吹を感じさせる建物が校内の一角にあります。それが「至徳堂(しとくどう)」と呼ばれている「中江藤樹邸址」が復元されたものです。
「至徳堂」は現在では愛媛県の指定史跡となっています。
大洲高校の特色
大洲高校では「中江藤樹邸祉」の生徒であることに自覚をもち、その藤樹精神となる「知行合一」を伝統教条とした校風を守り続けています。
その中で「自律」「錬磨」「創造」の3つを合言葉にして自己改革・自己向上に努めています。
「知行合一(ちこうごういつ)」とは、中国の明の時代に、時の王朝「明」がおこした学問「陽明学」の命題の一つと言われています。
「知行合一」の「知」は知ること、「行」は行うこと、この二つは同じ心の「良知」から発する作用であると言われています。
そしてこの二つは分離することは不可能だとする考えを指しています。
この精神を教育の根幹に据えて、それぞれの時代において多様な要請や地域の期待に応えることに努めています。
そうすることで名実ともに県下有数の伝統校の一員としてさらなる発展を目指しています。
大洲高校の偏差値と設定されている学科
大洲高校に設定されている学科は普通科と商業科となります。定時制も設けられており、こちらは普通科のみとなります。
定時制を除く生徒数は現在579名で、どの学年も商業科は1クラス、普通科は4クラスの編成となっています。
偏差値については「普通科」は58で、県内では17位にランクインしています。
「商業科」の方の偏差値は45でこちらは県内では63位となっています。この順位は、私立公立合わせて159校内でみた結果となります。
大洲高校の進路
大洲高校の中のいろいろな評価の中でもっとも評判が高いのは進学・進路についてです。
教育方針では、国家社会で有為な形成者となる資質を養うための教育をおこない、商業科では商業に関する専門技術教育に特化した指導を行っていると明記しています。
生徒それぞれの能力や適性、希望の進路に応じた進路指導を徹底することで、教育的効果を高めた充実した教育を行っています。その結果が評価されているということです。
平成29年度の進路状況をみると国立大学では地元から近い「岡山大学」「香川大学」「愛媛大学」が並びます。
私立大医学でもやはり地元からアクセスの良い「松山大学」が断トツとなっています。
国立大学は西日本に集中していますが、私立大学に関しては大阪方面にも多く合格者を輩出しています。
「立命館大学」や「同志社大学」、少し離れた愛知県の「日本福祉大」なども名前があがります。
教師による徹底した親身な進路指導の結果が多くの生徒たちの未来への可能性への扉を開いています。
大洲高校の学校生活
平成16年にすべてのHR教室にエアコンが導入され、生徒たちに快適な環境が提供されるようになりました。
施設・設備も歴史が長い学校としては大変きれいで整っており、評価が高くなっています。
特に体育館の美しさや図書館の蔵書の充実ぶりに注目が集まっています。しかしやはり長い歴史をもつ学校ですので旧校舎はかなり年季が入っているようです。
行事に関してもクラスマッチや体育大会など多くのイベントが用意されており、とにかく忙しいけど楽しいという意見を多く耳にします。
大洲高校では「仮装行列」「体育祭」「文化祭」をまとめて「藤樹祭」と呼んでいます。開催される時期はそれぞれ異なりますが、どれも大変な盛り上がりをみせることで有名です。
部活動も盛んで運動系が14個、文化系が15個とかなりの幅広さをみせています。
加入率も運動系・文化系合わせて575名となっていますのでかなりの高さとなり、勉強に行事に部活動にと多忙な中に充実した日々を送っていることがうかがえます。
まとめ
長い歴史の中でさらなる発展を目指す大洲高校の偏差値や概要
情緒あふれる城下町に位置する学校
大洲高校の特色
大洲高校の偏差値と設定されている学科
大洲高校の進路
大洲高校の学校生活