大阪府大阪市にある「 大手前高校 」は、大阪府下の公立高校の中でも最上位クラスに入る名門高校です。偏差値74を誇る名門進学校の生徒たちはどこの大学へ 進学 しているのでしょう。
今回は大手前高校の進学 実績 についてお話しします。
生徒のキャリアプランを実現させる「大手前高校」の進学実績
偏差値74の上位校
大阪府下にある公立高校で常に上位にランクインする大手前高校は、冒頭でもお話ししたとおり、偏差値74を誇る優秀な生徒が多数在籍しています。
この偏差値74がどの程度のものかというと、現在の大阪府下にある国公立高校でもっとも偏差値が高いのは、偏差値76を誇る「北野高校」「茨木高校」「大阪教育大附高天王寺校」の3つの高校です。
そして2番手につけるのは偏差値75のグループで「天王寺高校」「大阪教育大附高池田校」の2つの高校です。
この次に続く3番手となるのは「大手前高校」を含む「三国丘高校」と「四条畷高校」です。
昔から絶対王者と言われている公立のトップ「北野」と「茨木」以外は毎年僅差で偏差値ランキングが変動する傾向にありますが、ここまでにあげた「大手前高校」を含める残りの国公立高校5校は常に上位校として、名門進学校として確実な地位を確立しています。
入学時から始まるキャリアデザイン
学習のフィールドを充実させることで、生徒それぞれの将来をきちんと見据えたサポート体制をとっている大手前高校では「学習活動」「進路指導」「高大接続」の3つの柱で学生の進路をポートしています。
「進路指導」では入学時から2年生の前半までは高大接続の取り組みの置ける活動に力を入れます。
阪大や京大への研修、企業や大学、研究機関などで活躍する方々のセミナーなどを受講することで自分のキャリアデザインを行います。
そして残りの1年半でその進路希望を実現するためのハイレベルな指導を徹底して行います。
大手前高校が目指す進路サポート
大手前高校では入学時より徹底した進路サポート体制を敷いているため、在校生のほぼ全員の生徒が大学進学希望をしており、その大半が国公立大学を受験しています。
特別なことを学ぶのではなく、日々の授業がそのまま大学進学への準備として活用できるようにも心がけています。
自分で学習成績や実力テストなどの自己学力を把握する指導も功を奏しており、自ら欠けている所などを見極める能力も養います。
学校内では豊富な資料を元に自分で進路先を探しやすく、そこに加え親身な面談による主体的な進路選択を促しています。
過去4年間の実績からみる進路実績
2014~2017年までの4年間の進路実績をもとに大手前高校の進路実績をまとめてみました。
4年間の総合計でもっとも多くの合格者を出したのは国公立1位は「大阪大学」、2位は「神戸大学」3位は「京都大学」です。
私立大学の1位は「同志社女子大学」2位は「立命館大学」3位は「関西大学」となっています。
東大への合格者実績は過去4年間では6名と少し少な目ですが、京都大学へは122名もの合格者を出していますので、土地柄を考慮するとかなりの実力ということが伺えます。
2017年度の進路実績からみる合格者数
過去4年間のトータル合格者数、国公立・私立を含めたベスト3をご紹介しましたので、2017年度に注目してさらに詳しく進路実績をみてみましょう。
まず、全ての合格者数からみると国立大学への合格者数は100名、公立大学への合格者数は62名、私立大学への合格者数は419名となっています。
学校別で合格者数をみると最も多いのは「関西大学」で84名となります。2番目に多いのは「立命館大学」で71名、3番目が「同志社大学」で60名となっています。
数だけでみると関西の名門難関私立大学の名前が並びますが、名門難関国立大学への合格者数も例年どおり一定数を輩出しています。
2017年度は大阪大学が最も多く25名、次いで神戸大学が19名、そして京都大学が15名と公立高校としてはなかなかの進路実績を誇っています。
この京大への合格者数の高さは、大阪府下の高校内「東大・京大進学実績ランキング」でもベスト5に位置する実力となっています。
年度によっては東大合格者も輩出していますが、進路サポート内でおこなわれている高大接続で、京都大学との連携を密におこなっているため、東大合格者数を増やすよりも京大への合格実績に繋がりやすい傾向にあるようです。
まとめ
生徒のキャリアプランを実現させる「大手前高校」の進学実績
偏差値74の上位校
入学時から始まるキャリアデザイン
大手前高校が目指す進路サポート
過去4年間の実績からみる進路実績
2017年度の進路実績からみる合格者数