大阪市中央区というアクセス抜群の地にある「追手門学院大手前高校」は、大阪城のすぐ近くに位置し、学校の中から大阪城を一望できることで有名です。
学力だけではない「本物の人間教育」を目指す、伝統と実績を誇る追手門学院 大手前高校 の 偏差値 や概要をご紹介します。
本物の人間教育を目指す追手門学院大手前高校の偏差値や概要
追手門学院大手前高校とは
私立の中高一貫教育を提供する追手門学院大手前高校は、男女共学の私立高です。運営母体は、「学校法人追手門学院」となり、同じ大阪府にある「追手門学院」の名のつく私立校は姉妹校・系列校となっています。
大手門学院大手前高校としては1940年に創立されました。同じ年に大阪府茨木市にも姉妹校となる「追手門学院中学校・高等学校」が誕生しています。
あと数年で80周年を迎える追手門学院大手前高校は、追手門学院大手前中学からの内部進学が大半で、基本的には欠員補充程度の専願のみで20名程度の募集しかおこなっていませんでした。
しかし、近年は入学志願者の増加に伴い「併願入試」も開始しました。「追手門学院大手前高校」は、すぐ目の前にある大阪府立の「大手前高校」と間違えやすいことでも有名です。呼び方としては「おってもん」が一般的となっています。
追手門学院大手前高校の偏差値とコース
追手門学院大手前高校に設置されているコースは「普通科」のみとなります。この普通科の中から3つのコースにわかれることとなります。
「スーパー選抜コース」はなみいる難関国公立大学や、医歯薬系大学への合格を目指すコースとなり、偏差値はおよそ58程度となっています。続くのは国公立大学や、難関私立有名大学への合格を目指す「特進コース」で、こちらの偏差値は57程度と言われています。
そして3つめとなるコースは「進学コース」と呼ばれ、有名私立大学や、大手門学院大学への内部進学を希望する生徒のためのコースとなっています。偏差値は54程度と言われています。
本物の人間教育を目指す
追手門学院大手前高校の教育理念は「独立自彊」と「社会有為」です。自分の考えをしっかりと持つことや、それぞれの個性を大切にすること、そして自分が成長するために努力を惜しまないこと、それが「独立自彊」という言葉にあらわされています。
「自彊」と「自強」、この2つは同義語となっていて、「自らをつとめ励む」というような意味合いを持っています。
「社会有為」とは読んで字のごとく、世の中のため、人々ためにつくすことを意味しています。きちんとした自主自立の精神を持っていること、どのような環境でも個性を大切に持っていることはとても大事なことです。
その上で周囲の人や社会のことをきちんと考えられるなどの、豊かな社会性を持った人材を世に送り出すことこそが、追手門学院大手前高校の目指すところです。
自主・自律を目指すための厳しさ
追手門学院大手前高校といえば、校則の厳しさが有名です。そのため、生徒たちからの不満も少々あるようですが、内容としては非常に常識的なものばかりで、学生であることを忘れなければ守れるものばかりといわれています。
ルールをなくして、自分たちで己を律する方法もありますが、敢えて厳しいルールを課せることで自主・自律の大切さや、ルールを守ることの重要性を肌で体感していくのです。
8つの力を育む5つの教育「志の教育」
追手門学院大手前高校の教育方針は「志の教育」となっています。
時代を生きるための8つの力(想像力・俯瞰力・思考力・解決力・コミュニケーション力・表現力・協同力・貢献力)と、これら8つの力を育むために必要な5つの教育(質の高い学力教育・コミュニケーション教育・主体性教育・グローバルキャリア教育・ロボットサイエンス教育)に力を入れています。
その中でも、追手門学院大手前高校がもっとも力を入れているのは「解決力」と「コミュニケーション力」です。
先がみえにくい昨今、物事の本質をいち早くとらえて、状況を俯瞰し的確に判断すること、そしてそこから新たな価値を作り出すことはとても重要な役割を果たします。
これがクリアできることで、どのような問題や困難な状況も打破できるために必要な、残りの能力を成長させます。
また「コミュニケーション力」も複雑化する社会の中で、自分を見失うことなくきちんと自分の意見が言えたり、周りの人を理解できるスキルはとして、なくてはならないものといえるでしょう。
そのため、追手門学院大手前高校では8つの力を育む5つの教育に力を入れ、どんどん教育改革に取り組んでいるのです。
まとめ
本物の人間教育を目指す追手門学院大手前高校の偏差値や概要
追手門学院大手前高校とは
追手門学院大手前高校の偏差値とコース
本物の人間教育を目指す
自主自立を目指すための厳しさ
8つの力を育む5つの教育「志の教育」