大阪府大東市にある大阪桐蔭中学校・高校は、センバツ高校野球の名門校として有名な、男女共学の私立高です。野球だけでなくサッカーでも名門と呼ばれ、大勢のスポーツ選手を輩出しています。
大阪桐蔭 中学校・高校の 偏差値 や概要、その魅力についてご紹介します。
高校野球だけではない!大阪桐蔭の偏差値や魅力について
大阪桐蔭中学校・高校とは
昭和58年に、現在の『大阪産業大学附属中学校・高等学校』の分校として設立され、昭和63年に分離独立し、今のスタイルになりました。
全国トップクラスの進学率を誇り菜がら、高校野球の強豪としても名を馳せています。「挑戦する教育」をモットーに、週6日制・週39時間という、圧倒的といえる授業時間数で他の追随を許しません。
教師の熱心な指導により、学力を伸ばすための環境づくりに取り組んでいます。中学生らしく、高校生らしく毎日を送ることを一番に考え、社会に貢献できる人材育成に努めています。
中高一貫校として有名ですが、高校からの入学者も多いため、中学からと、高校からでコースがわけられています。校舎も、メインとなる本館は中学から在籍する「一貫生」が使用し、高校から入学した「高入生」は東館を使用しています。
偏差値とコース
中学校に設定されているコースは2つ。京大や東大などの国公立大学の医学部を目指す「英数選抜(ESコース)」と、難関国公立大学を目指すことを目的とした「英数(Eコース)」となります。
偏差値はESコースで71、Sコースは69と、大阪府内でも片手に入るトップ校です。
高校のコースは「I」「II」「III」の3コース編成です。
I類コース
偏差値69で、難関だ大学を目指すことを目標とし、一貫生全員と高入生のうち成績上位のものだけが属することができます。外部の講師の授業も多く、大阪桐蔭高校のエリートコースと言われています。
II類コース
偏差値は63とまずますの数字で、こちらも一貫生全員と、高入生の成績中以下のものが属するコースとなっています。それでも国公立大学や、難関私立大学を目指すことを目的としているので、I類に引けを取らない学習・指導内容をおこないます。
III類コース
大阪桐蔭の名を一躍有名にした、高校野球の常連、硬式野球部はこのコースにあります。「体育・芸術コース」として設立されたIII類には、野球部だけでなく、サッカーやラグビー、吹奏楽など、全国レベルの強豪選手が多く存在します。
偏差値は41程度とI・II類に比べるとかなり低めですが、あくまでも体育・芸術に特化しているため、それぞれの才能をいかんなく発揮し、全国を目指すための指導を行っています。その努力の結果もあり、III類コースからは、多くの有名選手が誕生しています。
大阪桐蔭の教育理念
大阪桐蔭が掲げる教育理念は「鼎立(ていりつ)成りて碩量(せきりょう)を育む」です。鼎(かなえ)とは中国では有名な3本足のことで、同校では「徳・知・体」をこの3本足に喩えています。
その鼎(かなえ)が立つということから、「徳・知・体」のバランスのとれた健やかな成長を目指しています。
「碩量を育む」の「碩量」とは、度量の大きいことを意味し、その碩量を育むということは、広い心を持った人材を育成を目指すということになります。健やかで大きな心こそが、優れた人材を育てると考えられています。
III類コースに入るためには
野球部のみならず、それぞれの部活で全国で活躍できる生徒を募集しているIIIコースに入るには、中学までにかなりの実績があることが必須条件となります。
このコースに在籍する生徒の多くは、スカウトや推薦入学となっています。ここまで徹底しているからこそ、体育・芸術面でも強豪エリート校の看板を上げることができるのです。
進学に関しては、当然一般入試も視野に入れられていますが、スポーツ推薦やOA入試などで、有名大学への進学を目指しています。実力次第では進学はせず、実業団やプロへの道を歩む生徒も少なくはありません。
多くのアスリートを輩出
北海道日本ハムファイターズ所属の「中田翔」選手や、阪神タイガース所属の「藤浪晋太郎」選手を筆頭に、多くの野球選手を輩出しています。
野球のみならず、サッカー、ゴルフ、ラグビーなどにも多くの選手を輩出しています。
III類は芸術にも特化しているため、スポーツ以外ではセント・フォース所属のアナウンサー「岡副麻希」さんや、乃木坂46所属のアイドル「松村沙友理」さんなどが有名です。中には元宝塚所属だった方もおり、幅広い人材を世に送り出しています。
まとめ
高校野球だけではない!大阪桐蔭の偏差値や魅力について
大阪桐蔭中学校・高校とは
偏差値とコース
大阪桐蔭の教育理念
III類コースに入るためには
多くのアスリートを輩出