閑静な住宅街が広がる大阪府は枚方市に位置する「 大阪市立高校 」は、昭和16年に設立された、全日制の男女共学の公立高校です。
大阪市立高校とはどのような高校なのか、 制服 や学校生活など、生徒や保護者の評価をもとにご紹介いたします。
大阪市立高校の新しくなった制服や学校生活について
大阪市立高校の名称について
学校の所在地は枚方市でありながら「大阪市立高校」という名前を持っていることに、少なからず疑問を持たれる方もおられることでしょう。
読み方も正式には「おおさかしりつ」となりますが、私立高校との混乱を避けるため通称や略称では「いちりつ」でとおっています。
固有の名称を持たない「大阪市立高校」は、もとは大阪市が設置した、最初の急性中学校である「大阪市立中学校」が前身となっています。
昭和23年に行われた「学制改革」で新制高等学校に移行するとき、名称変更について議論もが起こり、学校側は「大阪市立枚方高等学校」に変更する旨で計画を進めていました。
しかし大阪市側からクレームが入ってしまい、名称は変更されることなく「大阪市立高校」として歩み続けています。
大阪市立高校の制服
大阪市立高校の制服はウォッシャブルの素材でできており、手入れがしやすいとうメリットがあります。
男女ともに、基準となるのは2つボタンのブレーザーに男子はスラックス、女子はチェック柄のスカートとなっています。
ちなみに、大阪市立高校では女子のスラックスも用意されていますので、希望者は着用することも可能です。
セーターとベストもありますが、少々生地が薄いという意見があり、寒い季節には常にブレザーを着用している生徒が目立ちます。
しかし残念なことにこのブレザーは重さがあるようで、肩こりに悩まされるという意見もあるようです。
セーターとベストが導入されたのはつい最近のことで、その際にリボンとネクタイが廃止になりました。
装着する手間が省けるという面で廃止されて良かったという声もあれば、女子高生らしくリボンはあったほうが良かったなど賛否両論のようです。
最近制服が変更されたばかりですので、生徒たちにアンケートを取りながら改善していこうと学校側が努力しています。
大阪市立高校の教育
普通科・英語科・理数科の3つの学科を持つ大阪市立高校の偏差値は58~63です。
それぞれの学科ごとの偏差値は、一番高いのは「理数科」で63、次いで「英語科」が59、最後が「普通科」で58となります。
特に英語科には力を入れており、ホームステイやサマーセミナーなどの独自カリキュラムを実施しています。
部活動の「国際交流部」では、ハロウィンパーティのような海外の文化を取り入れたイベントを積極的に行い、それに親しむことで、海外文化との交流を体験を部活動を通じて体感しています。
全体的な指導については、少人数制スタイルを取り入れることで、生徒それぞれの習熟度に適した指導をおこなっています。
大阪市立高校の進路
大阪府内にある228の公立高校の中で、41位に位置付けている大阪市立高校ですので、進路についても評価が高くなっています。
関東でいうところの「MARCH」に匹敵する「関関同立」への合格者も毎年多数輩出しています。平成29年度の進路状況でも関関同立」の「関西大学」が最も多くなっています。
合格者数でみると、進路実績2位となる「龍谷大学」が1番多くの合格者を出していますが、「関西大学」との差はわずかです。
生徒の大半が大学や専門学校に進路を進めています。
大阪市立高校の部活動
大半の生徒が部活動に在籍しています。運動系が16個、文化系が9個、同好会が3つと幅広いジャンルから選択することができます。
なかでもバトミントン部は多くの賞をとるなどめざましい実績をあげています。ダンス部やレスリング部なども大きな大会への出場を果たしており注目されています。
文化系では同好会でありながら多くの大会への出場を果たし実績を着々と積み上げている「競技かるた同好会」がひそかな注目を集めています。
この調子で実績をあげていけば、同好会から部活動になれる日もそう遠くはないのかもしれません。
学校の中に剣道場や柔道場、レスリング場まであり、グラウンドが3つもあるなど施設も充実しているため、活動しやすさも魅力といえるでしょう。
まとめ
大阪市立高校の新しくなった制服や学校生活について
大阪市立高校の名称について
大阪市立高校の制服
大阪市立高校の教育
大阪市立高校の進路
大阪市立高校の部活動