西日本を代表する国立大学「 大阪大学 」、数ある学部の中で「 工学部 」に設けられている「 電子情報工学科 」をご存知でしょうか。
明治29年に創設された伝統と実績をもつ大阪大学工学部についてや、今回注目する「電子情報工学科」についてご紹介します。
大阪大学工学部「電子情報工学科」とは?偏差値や概要を紹介
伝統と実績ある大阪大学工学部の歴史
大阪府吹田市に本部を置く「大阪大学」には11の学部が存在します。偏差値77という素晴らしい偏差値を持つ「医学部」を筆頭に、恵まれた環境・設備の中、約1万5千人ほどの生徒がキャンパスライフを送っています。
大阪大学の歴史は天保9年に、医師であり蘭学者でもあった「緒方洪庵」氏により、大阪大学の前身となる「蘭学塾適塾」設立されたことから始まりました。
その後、時を経て明治13年に「大阪府立大阪医学校」を正式に発足。そこからさらに時を経た明治29年、「大阪工業学校」を設立し、その後「大阪工業大学」となりました。
長き歴史の中でさらに「工学部」としての確固たる地位を確立したのは「大阪大学」として開設された昭和6年から2年後となる昭和8年、「大阪工業大学」を吸収し「工学部」として設立したことでした。
大阪大学の工学部とは、偏差値は?
大阪大学工学部は定員数820名と学内トップの学生数です。
その工学部には「応用自然科学科」「応用理工学科」「電子情報工学科」「環境・エネ工学科」の4つの学科が設けられています。
工学部の総合的な偏差値は60程度です。どの学科も偏差値60程度となっており、センター試験の得点率は78%と言われています。
4つの学科の規模は、力学に基礎をおき、「機械系」工学と物質についてを専攻する「応用理工学科」が定員248名と最大となっています。
次いで日常などにおける基本の「メカニズム」を工学的に応用していくことを専門とした「応用自然科学科」が217名、地球の環境の持続性や、自然の環境保全を研究している「環境・エネ工学科」が最も少ない75名体制となります。
今回注目している「電子情報工学科」は162名と工学部内では3番目の定員数となります。
大阪大学工学部「電子情報工学科」とは
「電子情報工学科」には「電気電子工学」と「情報通信工学」の2つの科目で編成されています。
「電気電子工学」では、システムや制御に電力、先進電磁エネルギーや量子電子デバイスの分野を専門的に取り扱います。かたや「情報通信工学」はとてもシンプルで「情報通信工学」にだけ特化した専門的分野を扱います。
しかし注目すべきはそこではありません。知名度でもなく、偏差値でもなくここに来ることで「できること」を選ぶことができるところが「電子情報工学科」の魅力と謳っています。
それはナノから宇宙、生命の誕生からロボットまで。視野を広く持ち、地球のミライをみつめることが「電子情報工学科」の目指すところです。
それは「遊びゴコロのある学生」の育成というキャッチコピーにも顕著にあらわれています。
過去の事例に捕らわれて何かを見落としてしまわないように、常に大胆な発想力を持ち、生きた研究に取り組むことを目指しています。
ただの学問としての「科学」ではなく、みんながワクワクするような生きた研究、それは人間や地球を守ること、豊かにすることだと言っています。
大阪大学工学部「電子情報工学科」の魅力
「電子情報工学科」の魅力はなんといっても学べる範囲の広さです。さらに入学後の選択肢が広まるという点でも学生からの評価を集めています。
入学当初になんとなくしか湧いていない将来のビジョンでも、2~3年次での段階的に行われるコース分属や、4年次での研究室配属までで進みたい道を勉強しながら決めることができる点がポイントです。
大阪大学と言えば設備や施設の充実ぶりが魅力にあげられますが、「電子情報工学科」でも最新機器が導入された研究施設や、豊富な蔵書を保持しているなど、学習環境としても完ぺきです。
講義をおこなう教授陣も世界的な実績を持つ方が多く、やる気のある生徒をバックアップしてくれます。
就職などの進路に関しては、大学院まで進みさらなる専門知識を習得する学生も多いですが、大手企業・メーカーの研究職に就職するものも多くなっています。
まとめ
大阪大学工学部「電子情報工学科」とは?偏差値や概要を紹介
伝統と実績ある大阪大学工学部の歴史
大阪大学の工学部とは、偏差値は?
大阪大学工学部「電子情報工学科」とは
大阪大学工学部「電子情報工学科」の魅力