「 大曲高校 」は、秋田県大仙市大曲栄町に位置する男女共学の全日制公立高校です。平成30年度に創立110周年を迎える長い歴史と伝統をもつ学校です。
地元では有名な進学校である「大曲高校」とはどのような学校なのでしょう。 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
「愛」を尊ぶ進学校「大曲高校」の偏差値や概要
110年の伝統を誇る進学校
大曲高校の歴史は明治41年に創立された「大曲女子技芸補習学校」から始まります。昭和23年に男女共学化され、当時は現在はない「家庭科」もありました。
大曲高校の特徴といえばクラスの呼び方です。
一般的に1組、2組など呼ぶところ、大曲高校では「ルーム」と呼ぶことになっています。
先ほどの例で置き換えると「1ルーム」「2ルーム」となります。
さらに独特な呼び方もあり、学年にルームを加えて呼ぶシステムになっています。
例えば1年1組の場合は「11R(じゅういちるーむ)」となります。
大曲高校の教育
教育目標は「健 律 愛(つよく ただしく ゆたかに)」で、自主自律の精神をもった実行力のある人材の育成、また真理を愛すことができ、ものごとを科学的に考察し実践できる仁斎の育成も目指しています。
「愛」というものを多面的にみてさまざまな目標を掲げている点にも注目です。
正義を愛すこと、郷土を愛すことなど当たり前であるけれど忘れがちな大切なものも盛り込まれています。
正義を愛すことは責任を重んじること、個人の人格をとうとう部ことに繋がります。
それは公共に奉仕することができる人材の育成となります。郷土を愛すことは、なくしてはならないすぐれた文化の継承をおこなうこと、そうすることでよりよい郷土を築ける人材の育成へと繋げます。
そして最後は生徒個人が健康であること、勤労を重んじることができること。それは何にも代えがたい心の豊かさを持った人間を育成することであると語っています。
大曲高校の偏差値と設定されている学科
大曲高校には現在3つの学科が設置されています。「普通科」「英語科」「商業科」となります。
残念ながら「英語科」については平成28年度を持って募集を終了しましたので、今いる生徒が卒業するとなくなってしまいます。
偏差値は最も高いのは「普通科」で57、1番目が「英語科」で56、最後が「商業科」で50となっています。
県内のランキングをみると、115校あるうち「普通科」は16位、「英語科」は21位、「商業科」は36位となっています。
普通科は各学年4クラス編成で、高みを目指したステージをめざしバランスの取れた授業をおこなっています。大学進学実績はこのバランスのとれた授業が礎となっています。
商業科は各学年1クラスのみで、めまぐるしく変化する社会の流れにも、たくましく対応できる優れた職業人の育成を目指すのと同時に、さまざまな仕事に活かすことのできる各種資格の取得をバックアップしています。
進学校だからこその文武両道
季節ごとの行事イベントや、部活動にも力を入れています。
学業を怠ることなくさまざまな成果を出している部活動は運動部が15個、文化部が23個と幅広いジャンルで設けられており、生徒たちの個性とやる気を引き出す源となっています。
運動部系では、陸上競技部を筆頭に東北大会へコマを進め優秀な結果を残しているクラブが多数あります。文化部では書道部と放送部が大きな成果を成し得ています。
行事のほうは季節ごとにイベントが充実しており、ルーム対抗や運動会、文化祭となる「曲高祭」など、生徒たちが率先してイベントを盛り上げ結束を深めています。
大曲高校の進路実績
進学校として名を馳せている大曲高校に進学率は高く、普通科の生徒の大半が四年制大学への進学を希望し、合格に向けて奮闘します。
商業科の生徒は就職する生徒が多く、その多くは県内の役所関係や企業に就職しています。
進学実績をあげると、国立大学では秋田大学が最も多く、私立大学では東北学院大学や東北福祉大学の名前があがります。
全体的に秋田県内、もしくは近隣の大学が多数を占めています。
まとめ
「愛」を尊ぶ進学校「大曲高校」の偏差値や概要
110年の伝統を誇る進学校
大曲高校の教育
大曲高校の偏差値と設定されている学科
進学校だからこその文武両道
大曲高校の進路実績