「分大(ぶんだい)」の愛称で親しまれている「 大分大学 」は、大分県大分市に本部を置く国立大学です。学部は5つあり、「教育学部」「経済学部」「 工学部 」「医学部」「福祉健康学部」で構成されています。
今回はこの中から「理工学部」の概要や 偏差値 についてお話しします。
新たな誕生を果たした大分大学「理工学部」の偏差値と概要
大分大学「理工学部」とは
大分大学内でもっとも規模が大きいと言われている「理工学部」の定員は385名です。
元々は昭和47年に設立され、当時は「工学部」の名称を使用していました。しかし平成29年に工学部を改定する運びとなり、現在は「理工学部」として新たなスタートを切ったのです。
大分大学「理工学部」の教育理念
平成29年4月1日に「工学部」から「理工学部」に生まれ変わりましたが、長きにわたり継続されてきた工学部のあらゆるリソースをきちんと受け継ぎ、それを踏まえた上での技術改革に挑戦しています。
目指すのは自由な発想や、新たな分野に柔軟に対応できるユニークな教育や研究です。
質の高い、他にはない特色ある研究をおこない、日本だけではなく世界で通用する科学技術の創造、自分たちを育て構築してきた地域への貢献を大切にしています。
豊かな創造性を育み、社会性や人間性を備えた素晴らしい人材を養成することが大分大学理工学部の教育理念と言えるでしょう。
大分大学「理工学部」の学部・学科別偏差値
先ほどもお話ししたとおり、大分大学の理工学部は学内最大規模となる385名が定員となっています。
そのうち「創生工学科」が235名、「共創理工学科」が150名に割り振られています。理工学部の総合的な偏差値は48。学科別でみると「創生工学科」は45~47.5、「共創理工学科」は45~50帝となります。
倍率としては「創生工学科」が約2.84~17.70倍、「共創理工学科」が3.05~12.50倍と言われています。
「創生工学科」とは
「創生工学科」には、「機械コース」「電気電子コース」「福祉メカトロニクスコース」「建築学コース」の4つのコースが設けられています。
幅広いジャンルで構成されていますが、それぞれのコースの専門性の高さが注目されます。
将来の希望が機械関係なのか電気関係なのか、ある程度は明確にしてからコース設定を行うほうが良いと言われています。
すでに入学前から将来の夢ややりたいこと、学びたいことがはっきりしている人には専門性が高い部分は大きく評価すべき点となります。
これまでは「電気コース」と「電子コース」はわかれて講義を行っていましたが、統合され両方を学ばなければならなくなっています。
これらの点を踏まえても、やはりきちんと先を見据えた将来設計をした上でコース設定をおこない、専門性を存分に高める場として活用できるでしょう。
「共創理工学科」とは
「共創理工学科」には「数理科学コース」「知能情報システムコース」「自然科学コース」「応用化学コース」と、「創生工学科」と同じく、4つのコースが設定されています。
メインは私たちの生活を支えてくれる電気や電子のスペシャリストを目指すための研究を行います。
理学と工学を融合し、多面的な視点で問題の「整理」「分析」をおこない、安心と安全に細心の注意を払いつつ課題解決へと挑みます。
理工学の基礎である「数学」や「物理学」「化学」「生物学」「地学」の知識をベースとし、「数理科学」であったり「情報科学」や「物質科学」、「食品化学」のようなさまざまな知識を取り入れ、地域から世界にまで視野を広げ発展させていける課題に対処できる人材育成をおこなっています。
専門的な分野となるため、難易度もそれなりになります。しかしその分さまざまな分野がひとつに繋がっていくことを目の当たりにできるチャンスが「共創理工学科」にはあります。
大分大学「理工学部」の進路
理工学部の学生の主な進路先は、地元の中小企業がメインとなっています。大手建設会社やメーカーへの就職も目立ちます。
建築学コースに在籍している学生などは資格取得をし「一級建築士」となり住宅設計の職に就く学生もいます。
まとめ
新たな誕生を果たした大分大学「理工学部」の偏差値と概要
大分大学「理工学部」とは
大分大学「理工学部」の教育理念
大分大学「理工学部」の学部・学科別偏差値
「創生工学科」とは
「共創理工学科」とは
大分大学「理工学部」の進路